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実体

(substance theory から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/01 16:45 UTC 版)

実体(じったい、: substance, : substantia, 古希: οὐσία ; ousia)は、古代ギリシアから使われている古典的な哲学用語。文脈によって様々な意味をもつが、基本的には「真に存在するもの」を意味する。


  1. ^ なお、仏教においては、とりわけ「空」を主張した学派によって、同様の論理から、しかしエレア派のように生成変化が否定されるのではなく、主語・実体・実在が否定され、状態・様態・生成変化・関係性のみがあるとされた。般若心経では「色即是空」と説かれる。これは、かたちづくられたものには実体はないこと、他によって存在しているものであり、縁起していることを意味している。対極的ながら龍樹パルメニデスの議論には共通点も多い。
  1. ^ 『新版 アリストテレス全集 第1巻 カテゴリー論 命題論』内山勝利、神崎繁、中畑正志、岩波書店、2013年、97頁。
  2. ^ a b c d 中畑正志 著「移植、接ぎ木、異種交配――「実体」の迷路へ」、村上勝三・東洋大学国際哲学研究センター 編『越境する哲学:体系と方法を求めて』春風社、2015年、223-228頁。ISBN 9784861104787 
  3. ^ Écrits de linguistique générale. Gallimard. (2008, cop. 2002). ISBN 2070761169. OCLC 781224141. http://worldcat.org/oclc/781224141 


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