シグモイド
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/06/28 03:13 UTC 版)
シグモイド(英: sigmoid)とは、ギリシア文字シグマ (σ) の語末形(ς)に似た形のこと。S字形ともいう。
特に各種グラフに現れるシグモイド曲線 (英: sigmoid curve) を指す。このようなグラフは個体群増加や、ある閾値以上で起きる反応(例えば急性毒性試験での死亡率)などに見られる。
共通する特徴
と
を漸近線に持ち、
である。
1つの変曲点を持つ。つまり、変曲点を とすると、
では下に凸
(変曲点) では傾き最大
では上に凸
となる。
式の例
実際の例
生化学ではアロステリックタンパク質(または酵素)の飽和(反応)曲線にシグモイド曲線がよく見られるが、これは正の協同性があることを示す。一般にヒルの式という経験式で表されるが、これも変数を対数に変換すればロジスティック関数の形になる。
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