s コマンド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 02:18 UTC 版)
「sed (コンピュータ)」の記事における「s コマンド」の解説
s/検索パターン/置換文字列/g 単語や文章などに照合するパターンを検索・置換する場合には、s から始まるコマンドを用いる。s の次の文字(上の例では / 文字)が、検索パターンや置換文字列の区切りになる。 上記のように末尾に g と指定することで、検索パターンにマッチ(照合)するすべての文字列を置換する。 検索文字列は正規表現で指定する。正規表現が区切り文字を含むときは、\ 文字を前置きする。上記のように / が区切り文字のとき、/ 文字を検索するなら、\/ と指定する。 置換文字列では、& 文字や \ 文字が特別な意味をもつ。& 文字は、照合した文字列に置き換わる。& 文字自体に置換するときは、\& と指定し、\ 文字自体に置換するときは、\\ と指定する。上記のように / が区切り文字のとき、/ 文字に置換するなら \/ と指定する。 なお、末尾の g という指定を省くと、パターンスペースの中で最初の文字列にだけ検索・置換を実行し、2番目以降は無視する。
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