共鳴実験
光周反応と概日リズムとの関係を調べるための実験。一定の長さの明期と種々の長さの暗期からなる光周期(明暗サイクル)のもとで、休眠や花芽形成などの光周反応のあらわれ方を調べる。かりに明期を12時間とした場合、光周期(明暗サイクル)の長さは、暗期6時間の場合は18時間、10時間の場合は22時、12時間の場合は24時間・・・・・となり、それぞれの光周期のもとで光周反応を調べる。光周期の長さによって光周反応が変化し、約24時間あるいはその倍数のときにピークになるような結果が得られれば、これらの光周期に共鳴する機構すなわち概日時計が関与している可能性があるとされる。光周反応が約24時間光周期のときにだけピークになる場合は、概日時計のように振動型ではなく、1サイクルだけ作動するhour-glass 砂時計型の計時機構がはたらいている可能性があるといわれる。この方法を思いついた人の名前をとってNanda-Hamner experiment(ナンダ-ハムナー実験)ともよばれる。 (図6)
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