偽遺伝子
英訳・(英)同義/類義語:pseudogene, Pseudogenes
活性な遺伝子と配列が類似しているが、転写されなかったり、終始コドンや変異を持つなどして不活性な遺伝子。配列の変異が大きく中立説の証明にも使われた。
遺伝子名DNARNAの配列や構造など: | 介在配列 位置的候補遺伝子 体節形成遺伝子 偽遺伝子 優性致死遺伝子 優性遺伝子 免疫グロブリン遺伝子 |
偽遺伝子
(pseudogene から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/13 09:18 UTC 版)
偽遺伝子(ぎいでんし、英:Pseudogene)は、DNAの配列のうち、かつては遺伝子産物(特にタンパク質)をコードしていたと思われるが、現在はその機能を失っているものをいう。偽遺伝子はもとの機能を有する配列に突然変異が生じた結果生まれたと考えられている。具体的にはある位置でストップコドンが生じてタンパク質のペプチド鎖が短くなってしまいタンパク質として機能を果たせなくなる場合、あるいは正常な転写に必要な調節配列が機能を失う場合などがある。元の正常な遺伝子が別に残っている場合が多いが、単独でそのまま偽遺伝子になったものもある。
- ^ Pollock JI, Mullin RJ (May 1987). “Vitamin C biosynthesis in prosimians: evidence for the anthropoid affinity of Tarsius”. Am. J. Phys. Anthropol. 73 (1): 65–70. doi:10.1002/ajpa.1330730106. PMID 3113259.
- ^ Friedman TB, Polanco GE, Appold JC, Mayle JE (1985). “On the loss of uricolytic activity during primate evolution--I. Silencing of urate oxidase in a hominoid ancestor”. Comp. Biochem. Physiol., B 81 (3): 653?9. PMID 3928241.
- 1 偽遺伝子とは
- 2 偽遺伝子の概要
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