プロペラシャフト
FR車ではトランスミッションの出力端と後車軸が前後に離れているので、プロペラシャフトがこの間の動力伝達を行う。推進軸ともいう。プロペラシャフトは大トルクと高速回転を安全に伝えるため、曲げ振動の固有振動数が最高速度走行でも共振による破損を生じないよう、共振点の高い大径の鋼管を使用し、複数点でダイナミックバランスをとる。両端にはユニバーサルジョイントを使用する。全長が長くなると危険回転数が常用域に近づき振動が高まること、車両レイアウトの都合などから2本に分割してセンターベアリングでつなぐことがある。最高回転数は危険回転数の75%以下であることが要求されている。
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