層流境界層
粘性の小さい流体の流れに置かれた物体の表面には速度勾配をもつ境界層ができる。流体の流れは、レイノルズ数が小さい場合は流体部分が秩序正しく流れる層流となり、レイノルズ数が大きくなると不規則に混合しながら流れる乱流となる。境界層の流れも同様であり、レイノルズ数が小さい場合は境界層の流れも層流となる。レイノルズ数が大きくなると境界層の流れは上流の厚さの薄い部分では規則正しい層流を保つが、あるところから下流では、流体小部分が不規則に混合する乱流に変わる。境界層が乱流に変わると、層の厚さも摩擦抵抗も著しく増加する。なお乱流境界層は、層流の場合に比べ、物体表面から剥離しにくいという性質がある。
参照 レイノルズ数「laminar flow boundary layer」の例文・使い方・用例・文例
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