グランドシミュレーション
風洞における試験車両(モデル)の床下空気流に対して、実走行を模擬する手段のこと。実走行では、車両は路面と空気に対して相対速度をもつが、風洞では路面に対して相対速度をもたないという点が実走行と異なるところである。風洞における、モデル床下の路面近くの空気流は、ほかの部位の空気流速より遅いとともに、そのために後流も実走行と違ってくる。このため、風洞において計測される空気力学的な諸量は、実走行と事離する。そこで風洞の路面に相当する床下部分を、車速と同じ速度で動かすムービングベルトを設置する、あるいは路面に近い部分の空気を吸い取るという手段が講じられる。
「ground simulation」の例文・使い方・用例・文例
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