ラテロ検層
【英】: latero logging, focused logging
同義語: focused logging
ラテロ検層は指向式の比抵抗検層で、地層中に測定電流を薄いシート状の電流にして放射状に流すことによって裸坑や対象層の周囲にある地層の影響を最も小さくする検層方法である。 したがってラテロ検層は、普通の薄い層厚の地層の解析をする場合にはインダクション検層やノルマル検層よりもはるかに優れ、対象層と隣接層の比抵抗のコントラストが大きい場合とか、塩水泥水と非常に比抵抗値の高い地層というようなコントラストがあるような場合に真の比抵抗を決定するのに有効である。電流を集束する原理は図のように電極を配置した場合、A0 は電流電極で、この電極から地層に向かって電流が流されるが、この図のように上下対象の位置に同電位をもつ A1 、A2 を設けて流すと、同符号の電位より流れる電流を相互に反発するので A0 から流れる電流は斜線の部分のように集束される。(→検層) ![]() |

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