デバッギング
設備や装置を新規設置または改造する場合に、それらのものが計画した仕様どおりできているか、必要とされる性能、機能を備えているかを運転、確認し、問題点を指摘して必要な対策を施す一連の業務展開をいう。これにより種々の不具合を、事前ないしは初期段階において除去し、初期故障を摘み取ることが重要である。計画者側と使用者側、保全側が三位一体で展開する設備評価方法として近年多く採用されている。もともとはソフトウエアのプログラムミス(バグ=虫)を突き止めて取り除くことをいう。
デバッグ
(debugging から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/14 01:51 UTC 版)
デバッグ(英: debug)とは、コンピュータプログラムや電気機器中のバグ・欠陥を特定して取り除き、動作を仕様通りのものとするための作業である。“de-”は「〜から離れて/分離して/除去して」といった否定の意味を持つ接頭辞であり[1]、「虫」を意味する英語名詞“bug”と結びついた複合語が“debug”である。
注釈
- ^ 静的コード解析ツールによって検出される問題として典型的なものに、C言語やC++において未初期化の変数に値を代入する前に起きるデリファレンスがある。未初期化変数に読み取りアクセスした場合、C/C++の構文上は適格であるものの、未定義動作となる。このようなコードは一般的に潜在的な問題を引き起こすバグとなる可能性が非常に高いため、警告を出すコンパイラも多い[3][4]が、未初期化の配列や構造体といった集成体や、クラスの未初期化メンバー変数に読み取りアクセスしても警告を出さないコンパイラもある。このような検出漏れを静的コード解析ツールで補うことができる。一方、JavaやC#といった後発の高水準言語では、未初期化のフィールドはゼロ相当の既定値で初期化され、また未初期化のローカル変数にアクセスすることは不適格(ill-formed)であり、コンパイラがエラーを表示して停止するため、そもそもバグを作り込みにくい言語仕様になっている。
- ^ C/C++の可変長引数は型消去によって実現されているため、例えばprintfやscanfの書式指定文字列の内容と対応する実引数の型や個数のミスマッチがあった場合でもコンパイラは誤りを検出できず、プログラムの実行時に未定義動作を引き起こす。このような書式指定ミスをコンパイル時に検出できるようにするために、独自の属性や注釈の機能をサポートする処理系もある[5][6]。
出典
- ^ de-の意味・使い方|英辞郎 on the WEB
- ^ “bug”. The Jargon File (2003年12月29日). 2013年3月21日閲覧。
- ^ Compiler Warning (level 1 and level 4) C4700 | Microsoft Learn
- ^ Diagnostic flags in Clang — Clang git documentation
- ^ Annotating function parameters and return values | Microsoft Learn
- ^ Attributes in Clang — Clang git documentation
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