クミン
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クミン(英語: cumin[2]; 学名: Cuminum cyminum)は、セリ科の一年生草本である。中東から東はインドまで広がる地域に自生する[3]。種子(クミン・シード)に強い芳香とほろ苦み、辛みがあり、香辛料として用いられる。一般には種子と呼ばれているが、植物学上は果実である[4]。クミンは伝統医学において役に立つと考えられているものの、医薬品として安全または有効性があるとする質の高いエビデンスは存在しない[5][6]。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “クミン”. BG Plants 和名-学名インデックス. 2019年6月30日閲覧。
- ^ [ˈkjuːmɪn]、イギリス: [ˈkʌmɪn]、アメリカ: [ˈkuːmɪn]。
- ^ Boning, Charles R. (2010). Florida's Best Herbs and Spices: Native and Exotic Plants grown for Scent and Flavor (1st ed.). Sarasota, Fla.: Pineapple Press. p. 79. ISBN 978-1-56164-453-7
- ^ a b c サンティッチ,ブライアント 2010, p. 283.
- ^ “Cumin”. Drugs.com (2018年). 2018年2月24日閲覧。
- ^ クミン - 素材情報データベース<有効性情報>(国立健康・栄養研究所)
- ^ Linnaeus, Carolus (1753) (ラテン語). Species Plantarum. Holmia[Stockholm]: Laurentius Salvius. p. 254
- ^ 福田一郎「64.ネパールの香辛料に関する研究」『Science reports of Tokyo Woman's Christian University』第34巻第3号、東京女子大学、1984年、741-762頁、NAID 110005999464。
- ^ 武政 1997, pp. 73–75.
- ^ 『新約聖書』マタイによる福音書23章23節。聖書協会共同訳、口語訳、文語改訳では「クミン」、新共同訳では「茴香」と訳される。
- ^ フリーマン 2009, pp. 61–62.
- ^ クミン/Cuminエスビー食品 スパイス&ハーブ検索 2015年5月9日閲覧
- ^ 武政二郎, 横井川久己男、「クミンの腸管出血性大腸菌O157によるべロ毒素産生の抑制の解析」『日本食品保蔵科学会誌』 2012年 38巻 4号 p.217-223, NAID 10030964095, 日本食品保蔵科学会
- ^ 原田晋, 松永亜紀子, 宮地里江子, 正木太朗, 森山達哉、「セリ科スパイスアレルギーの2例」『アレルギー』 2007年 56巻 12号 p.1515-1521, doi:10.15036/arerugi.56.1515, 日本アレルギー学会
- 1 クミンとは
- 2 クミンの概要
- 3 薬効に関する伝承や研究
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