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ブシラミン

分子式C7H13NO3S2
その他の名称ブシラミン、SA-96、DE-019、Bucillamine、Thiobutarit、チオブタリット、N-(2-Mercapto-2-methylpropanoyl)-L-cysteine、N-(2-Mercapto-2-methylpropionyl)-L-cysteine、Tiobutarit、Rimatil、リマチル、ブシラント、Bucilant、ブシレート、Bucillate、ブリマーニ、Brimani、ラルビル、Ralbil、レマルク、Lemalc
体系名:N-(2-メルカプト-2-メチルプロピオニル)-L-システイン、N-(2-メルカプト-2-メチルプロパノイル)-L-システイン


ブシラミン

(bucillamine から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/05/29 00:47 UTC 版)

ブシラミン
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
AHFS/Drugs.com International Drug Names
法的規制
  • 劇薬、処方箋医薬品
投与方法 経口
薬物動態データ
半減期 1.03 hr
排泄 尿中排泄
識別
CAS番号 65002-17-7
ATCコード M01CC02
PubChem CID: 656604
ChemSpider 570965 
UNII R80LRA5WTF 
KEGG D01809  
ChEMBL CHEMBL80830 
化学的データ
化学式 C7H13NO3S2
分子量 223.31302 g/mol

ブシラミン(Bucillamine)は、関節リウマチ治療薬のひとつ。 チオプロニン(tiopronin)からの誘導体。日本で開発され、日本と韓国でしか用いられていない。しかし、日本発のメソトレキセートとの比較・併用の研究結果[1]などによりエビデンスに基づきAランクの薬剤と認められている。[2]日本での商品名は「リマチル」(参天製薬)が代表的。

化学構造

ブシラミンはシステインの誘導体でもある。同様に関節リウマチ治療薬でありSH製剤であるD-ペニシラミンとの違いはSH基の数である。(D-ペニシラミンはひとつ。ブシラミンは2つ)

適応症

  • 関節リウマチ

副作用

蛋白尿皮疹黄色爪症候群、味覚障害、間質性肺炎骨髄障害など。

  • 蛋白尿は薬剤性膜性腎症によるものもある。蛋白尿はブシラミン服用者では、常に留意すべきであり、受診のたびに検尿を行なうことがすすめられる。[3]

用法・用量

1回100mgを1日3回(300mg)食後に経口投与する。1日最大用量は300mgとする。

脚注

  1. ^ Ichikawa Y etal., Mod Rheumatol 15: 323-328, 2005.
  2. ^ 三森経世: 関節リウマチの診療マニュアル(改訂版), 2004, 84-98.
  3. ^ 伊藤 聡, 日内会誌 100: 2937, 2011.


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