ブレーキ液
ブレーキやクラッチの作動油として、油圧の伝達に用いられる液体。ブレーキフルードとも呼ばれる。石油系の潤滑油ではなく、エチレングリコールやグリコールエーテルなどの石油化学製品を主とした合成化学溶剤からなっている。水が入り込んだときのペーパーロックを避けるため、沸点が高く吸湿性を備えており、ある程度の水の混入では沸騰することはない。しかし、ブレーキ液が古く劣化したものでは、水分の含有量が増え、新品では200℃以上ある沸点が半分近くに下がってしまうこともある。吸湿すると金属部を腐食する要因となり、また、粘度が増加する性質で低温時のブレーキ作動が悪化する。
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