可変スタビライザー
スタビライザーは車体のロールを抑制するとともに、前後ロール剛性の配分を変えて、ステア特性をコントロールすることができる。現在は電子式サスペンションの進歩で、減衰力と空気ばねによるホイールレートを組み合わせて可変にすることが行われている。1990年代初めのスタビライザー可変装置には機械式と油圧式があり、いずれもスタビライザーバーの取付け部に装着し、可変装置の剛性をスタビライザー本体の特性に加えるか否かを運転席のボタン操作で選択する。87年に三菱ミラージュで採用されたデュアルサスペンションは、このような装置の先駆けで、かつ可変ショックアブソーバーを併用した。
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