Yellow Box
Yellow Boxとは、Appleが開発していたオペレーティングシステム「Rhapsody」におけるオブジェクト指向を備えたAPI群のことである。Mac OS Xで最終的にCocoaと呼ばれた。
Appleが、1997年に当時のNeXT Softwareを買収した後、OPENSTEPベースのRhapsody用にYellow Boxが開発されていた。このRhapsodyが後に2001年3月に発売された。
当時、Appleは、OSとアプリケーションの間に、Yellow BoxというAPIレイヤを置き、Macintoshだけでなく、Windowsでも動作させるマルチプラットフォームを指向していた。つまり、Yellow Box for Windowsを提供することで、OSの枠を超えた標準プラットフォームとする計画、YellowBoxの上で同じアプリケーションが動くようにする戦略だったとされる。
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