YKSホワイトキングス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/10/05 00:13 UTC 版)
| YKSホワイトキングス | |
|---|---|
| YKS White Kings | |
| 会社名 | 株式会社KSB2 ※活動終了時点の名称 |
| 創設 | 2022年 |
| 解散 | 2023年（発表はないが事実上解散） |
| 所属リーグ | |
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| 歴代チーム名 | |
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| 本拠地 | |
| 未発表（主な開催球場は綾瀬スポーツ公園第一野球場） | |
| 神奈川県（2023年） | |
| 獲得タイトル | |
| 独立リーググランドチャンピオン（0回） | |
| なし | |
| リーグ年間優勝（0回） | |
| なし | |
| （0回） | |
| 球団組織 | |
| 監督 | 澤﨑俊和（活動終了時） |
| 種類 | 株式会社 |
|---|---|
| 市場情報 | 非上場 |
| 本社所在地 |  日本〒245-0052 神奈川県藤沢市石川2丁目15番地1 |
| 業種 | サービス業 |
| 法人番号 | 7021001060413 |
| 事業内容 | 野球の興行 |
| 代表者 | 黒川真 |
| 外部リンク | https://yks-wk.com/ |
| 特記事項：2016年10月に法人番号登録されたK‐コミュニティ株式会社が2023年1月23日付で株式会社KSB2に改称、同年11月14日付で株式会社KSB2が現名称に改称。当時の所在地は藤沢市本鵠沼4丁目13番8号であったが、2023年1月26日付で横浜市戸塚区秋葉町255番地20に、同年11月16日付で現住所に変更。 | |
YKSホワイトキングス（英: YKS White Kings）は、神奈川県を拠点に独立リーグのベイサイドリーグ（BSL）に所属していたプロ野球球団である。2023年よりリーグ戦に参加した。しかし同年シーズン終了後、2024年1月までに指導者・選手が全員退団して、チームとしての実体がない状態になっている（リーグも事実上活動停止）。
概要
2022年12月に、当時の日本海オセアンリーグより設立とリーグ加盟承認が発表された[1]。神奈川県を活動地域とする独立リーグ球団としては、ベースボール・チャレンジ・リーグ（ルートインBCリーグ）の神奈川フューチャードリームスに次ぐ2つめの球団である[1][注釈 1]。
運営に当たるのは横浜市に本拠を置く株式会社KSB2である[2]。チームカラーはホワイト[2]。
球団名の由来については発表されていない。ライターの阿佐智は「YKS」を横浜、川崎、相模原の意味としている[3]。
活動休止後の2025年に、阿佐は「旧（引用者注：日本海オセアン）リーグオーナーが事実上運営する」球団だったと記している[4]。
開催球場
球団ウェブサイトには、3月時点で厚木市のオセアンボールパークアリーナ厚木がスタジアムとして掲載されていた[5]。しかし、2023年3月28日に発表された同年度の公式戦日程では、主催20試合中16試合を綾瀬スポーツ公園第一野球場で、残る4試合を海老名運動公園野球場[注釈 2]で開催する形となっており、オセアンボールパークアリーナ厚木での開催は設定されなかった[6]。なお試合はすべて平日のデーゲームである[6]。入場料については、協賛企業の支援により2023年は全試合を無料で開催するとしている[7]。最終的な球場別の開催試合数は当初予定通りであった[8]。
球場の選択について、リーグ代表を務めていた柳川洋平は、神奈川フューチャードリームスや高校以下の野球団体との兼ね合いに配慮して決めたと述べていた[9]。
歴史
正式な設立発表前の時点で、2022年11月のリーグトライアウト合格者発表時に「設立準備中の新球団に入団予定」として「リーグ合格」とした選手がいたり[10]、千葉スカイセイラーズ（当時は球団名未決定）に関する12月15日の報道で「関東地方では近くもう1チームが設立予定」と記載されたりしていた[11]。
2022年
- 12月21日 - 日本海オセアンリーグ（当時）が当球団の設立とリーグ加盟、2023年からのリーグ戦参加を発表[1]。
- 12月26日 - リーグ名をベイサイドリーグに変更し、2023年は当球団と千葉の2チームでリーグ戦を実施することが発表される[12]。
- 12月29日 - 滋賀GOブラックス（2023年は活動休止）より10人の選手が移籍することを発表[13]。
2023年
- 1月11日 - 監督に前滋賀投手コーチの澤﨑俊和、野手コーチ兼マネージャーに元滋賀選手の青木伊織がそれぞれ就任することを発表[14][15]。
- 1月18日 - 球団ロゴを発表[16]。
- 1月25日 - 運営会社名ならびにチームカラーがリーグより発表される[2]。
- 3月11日 - 千葉との選抜チームで中日二軍との交流戦（ナゴヤ球場）に参加[17][18]。
- 4月16日 - 千葉とのリーグ開幕戦を実施（四街道総合公園野球場、3対4でサヨナラ負け）[19]。本来は前日の同球場での試合が開幕戦であったが雨天中止となっていた[20]。
- 8月29日 - この日千葉球団が発表した情報（リーグ運営会社の撤退予定と球団の来シーズン体制発表を翌日に実施[21][22]）について関知していないことと、来シーズンは新スポンサーを迎えて（現リーグに）参加を申請済であることをX（旧Twitter）アカウントにて表明した[23]リーグ側は来年も継続予定であると発表した[24]。「リーグおよびYKSの後継会社」については30日の千葉の会見で、千葉GMの小野真路も言及した[25]。小野は、リーグのファイナンス担当役員からリーグと神奈川球団（YKS）はスポンサー費用を共有しているが配分方法等は把握していないと聞いたとも述べている[25]。
- 9月27日 - 当シーズンの公式戦日程を終了（2位）。
- 10月3日 - 監督の澤﨑および選手兼任コーチの青木の退任を発表[26][27]。
2024年
- 1月9日 - 残存していた選手4名が退団したことを発表[28]。これにより、契約選手がまったく在籍しない状態となった。
2024年1月の時点で、公式ウェブサイトは閲覧不可の状態になっている[29]。
成績
| 年度 | 監督 | 順位 | 試合 | 勝利 | 敗戦 | 引分 | 勝点 | 勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023 | 澤﨑俊和 | 2 | 40 | 17 | 22 | 1 | 35 | .436 |
選手・スタッフ
所属していた指導者及び選手は
脚注
注釈
- ^ 北海道を除く府県で、複数リーグの独立リーグ球団が併存する事例は、2010年の大阪府（関西独立リーグ (初代)のコリア・ヘチと、ジャパン・フューチャーベースボールリーグの大阪ゴールドビリケーンズ）以来となる。
- ^ 神奈川フューチャードリームスが参入初年度のみ公式戦を実施したことがある。
出典
- ^ a b c 「神奈川に新球団「ＹＫＳホワイトキングス」設立 プロ野球独立リーグ日本海オセアンリーグ」『スポーツ報知』2022年12月21日。2023年1月25日閲覧。
- ^ a b c ベイサイドリーグ [@BSL_indyball]「リーグ運営体制について」2023年1月25日。X（旧Twitter）より2023年1月25日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 阿佐智「「日本海」から「東京湾」へ、拠点を移し仕切り直したベイサイドリーグ」『Yahoo!ニュース』2023年6月3日。2023年6月3日閲覧。
- ^ 阿佐智「独立球団×高校生の「模擬株式会社」。リーグに属さない千葉スカイセイラーズの地域密着戦略」『Yahoo!ニュース』2025年8月9日。2025年8月27日閲覧。
- ^ スタジアム - ウェイバックマシン（2023年3月4日アーカイブ分） - YKSホワイトキングス（2023年3月4日閲覧）その後綾瀬スポーツ公園野球場に差し替えられている（アーカイブ 2023年10月3日 - ウェイバックマシン）。
- ^ a b Bayside League 2023シーズン日程表 - ウェイバックマシン（2023年3月28日アーカイブ分） - ベイサイドリーグ（2023年3月28日）2023年3月28日閲覧。
- ^ 2023シーズン チケットについて - ウェイバックマシン（2023年4月3日アーカイブ分） - YKSホワイトキングス（2023年4月3日）2023年4月6日閲覧。
- ^ 2023 シーズン日程表 - ウェイバックマシン（2023年9月27日アーカイブ分） - ベイサイドリーグ（2023年9月7日）
- ^ 阿佐智 (2023年6月19日). “「地域密着」から「都市型」への“東遷” 独立リーグ・ベイサイドリーグの現在地”. BASEBALLKING. 2024年12月5日閲覧。
- ^ “「日本海オセアンリーグ ドラフト会議2022」 指名結果について”. 日本海オセアンリーグ (2022年11月18日). 2022年11月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月18日閲覧。
- ^ 「野球の独立リーグ 千葉県内初の「県民球団」発足 船橋拠点、元ロッテ早坂氏が監督」『東京新聞』2022年12月16日。2022年12月16日閲覧。
- ^ ベイサイドリーグ [@NOL_indyball]「【リーグ運営体制について】」2022年12月26日。X（旧Twitter）より2023年1月15日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 滋賀GOブラックス [@shigagoblacks]「【選手移籍のお知らせ】」2022年12月29日。X（旧Twitter）より2023年1月25日閲覧。
- ^ YKSホワイトキングス [@YKS_White_Kings]「【監督就任のお知らせ】」2023年1月11日。X（旧Twitter）より2023年1月25日閲覧。
- ^ YKSホワイトキングス [@YKS_White_Kings]「【コーチ就任のお知らせ】」2023年1月11日。X（旧Twitter）より2023年1月25日閲覧。
- ^ YKSホワイトキングス [@YKS_White_Kings]「YKSホワイトキングス ロゴ決定のお知らせ」2023年1月18日。X（旧Twitter）より2023年1月19日閲覧。
- ^ ベイサイドリーグ [@BSL_indyball]「Starting Lineup」2023年3月11日。X（旧Twitter）より2023年3月18日閲覧。[リンク切れ]
- ^ ベイサイドリーグ [@BSL_indyball]「【中日-BSL 試合速報】《試合終了》中日4-3BSL」2023年3月11日。X（旧Twitter）より2023年3月18日閲覧。[リンク切れ]
- ^ ベイサイドリーグ [@BSL_indyball]「4/16(日)千葉-YKS 1回戦」2023年4月16日。X（旧Twitter）より2023年4月16日閲覧。[リンク切れ]
- ^ ベイサイドリーグ [@BSL_indyball]「【4月15日(土)試合中止のお知らせ】」2023年4月15日。X（旧Twitter）より2023年4月15日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 【2024年シーズン運営体制についてのお知らせ】 - ウェイバックマシン（2023年8月29日アーカイブ分） - 千葉スカイセイラーズ（2023年8月29日）2023年8月29日閲覧。
- ^ 千葉スカイセイラーズ [@ChibaSkySailors]「【2024年シーズン運営体制について】」2023年8月29日。X（旧Twitter）より2023年8月29日閲覧。
- ^ YKSホワイトキングス [@YKS_White_Kings]「2023年8月29日のポスト」2023年8月29日。X（旧Twitter）より2023年8月29日閲覧。
- ^ 千葉球団のSNSおよびHP投稿について - ウェイバックマシン（2023年8月29日アーカイブ分） - ベイサイドリーグ（2023年8月29日）2023年8月29日閲覧。
- ^ a b 千葉スカイセイラーズ 2024シーズン運営体制について - Youtube（千葉スカイセイラーズチャンネル、2023年8月31日）2023年9月1日閲覧。
- ^ 澤﨑俊和監督 退任のお知らせ - ウェイバックマシン（2023年10月14日アーカイブ分） - YKSホワイトキングス（2023年10月3日）2023年10月4日閲覧。
- ^ 青木伊織兼任コーチ 退任のお知らせ - ウェイバックマシン（2023年10月15日アーカイブ分） - YKSホワイトキングス（2023年10月3日）2023年10月4日閲覧。
- ^ YKSホワイトキングス [@YKS_White_Kings]「【退団のお知らせ】」2024年1月9日。X（旧Twitter）より2024年1月9日閲覧。
- ^ 下記外部リンクを参照。
外部リンク
- 公式ウェブサイト - ウェイバックマシン（2024年1月2日アーカイブ分）
- YKSホワイトキングス (@YKS_White_Kings) - X
- YKSホワイトキングスのページへのリンク
