Xenドライバ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/23 08:33 UTC 版)
libvirtのXenドライバは、3.0.1以降のXenを制御することができる。 libvirtのXenドライバは、複数の制御方法の組み合わせでXen仮想機械を制御する。 XenD: libvirt Xenドライバを使うためにはXenDにアクセスできることが必須である。このドライバを使うためには、XenDの設定ファイル/etc/xen/xend-config.sxpでUNIXドメインソケットインタフェースを利用可能にしておく必要がある。そのためにはこのファイルで、(xend-unix-server yes) と設定しておく必要がある。このソケットでのアクセスパスは、特権ユーザ(ルート)に通常限られる。その他の選択肢としてHTTPインタフェースを使うことができる。しかしセキュリティに注意する必要がある。 XenStoreD: Xenstoredにアクセスして情報を取得することは、ドメイン情報取得の際のCPUのオーバーヘッドを減らすことができる。 Hypercalls: ハイパーコールを発行して情報を取得する。ドメイン情報を取得するには、一番効率的なアクセス方法である。 XM config: 3.0.4以前のXenでは、XenDにおいて不活性ドメインの制御は出来なかった。このため、これらのXenを制御する場合、libvirtでは/etc/xenのディレクトリにXM設定ファイルを保存して不活性ドメインの制御をしている。このディレクトリに、設定ファイル以外を決しておいてはいけない。
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