Vulcanal
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/31 15:06 UTC 版)
ラピス・ニゲルの下に Vulcanal と呼ばれるウゥルカーヌス神の祭壇があり、名誉の円柱の基壇と古い石碑の2つの柱脚があり、神殿の中でも最も古い部分である。この場所が最初の Suggestum と定義されている。この神殿と祭壇はフォルムに面していた。 もともとのロストラは紀元前500年ごろの共和政成立期に建てられた。それが「ロストラ」と呼ばれるようになったのは紀元前338年のラティウム戦争末期以降で、アンティムで戦利品として捕獲した船の船首(船嘴)でそれを装飾してからである(船首をロストラと呼ぶ)。 ロストラはコミティウムの南側、クリア・オスティリア(もともとの元老院議事堂)とは反対側に位置し、コミティウムとフォルム・ロマヌムを見渡せるようになっていた。船首以外に日時計も装飾として設置されており、その時々の重要な政治家の像も設置されていた(カミルス、スッラ、ポンペイウスなど)。一般市民もロストラを含むフォルムのあちこちに名誉の円柱や記念碑を建てた。ある時点で、元老院は寄贈者が自分でそういった記念碑を撤去しない場合は、強制的に撤去すると脅した。
※この「Vulcanal」の解説は、「ロストラ」の解説の一部です。
「Vulcanal」を含む「ロストラ」の記事については、「ロストラ」の概要を参照ください。
- Vulcanalのページへのリンク