Voormisとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Voormisの意味・解説 

ヴーアミ族

(Voormis から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/13 10:22 UTC 版)

ヴーアミ族(ヴーアミぞく、Voormis)は、クトゥルフ神話に登場する架空の生物。古代ハイパーボリア大陸の原人種族。

概要

基本設定

ハイパーボリアのエイグロフ山脈の洞窟に住まう、凶暴な原人種族。毛むくじゃらで鉤爪を備えた亜人種。野蛮で残虐な種族で、野獣を狩猟して生活しており、炎を使う迄の文化レベルには至っていない。邪神ツァトゥグァを崇める。ハイパーボリア王国の人間種族とは相容れない。

エイグロフ山脈最高峰の山・ヴーアミタドレス山の名称は、彼らに由来する。[注 1]

一説には、ヴーアミタドレス山の地下から現れた生き物と人間の女との交わりから誕生した種族とも言われており、信仰神ツァトゥグァとシャタクの間に祖先が誕生したと伝えられている。また、ツァトゥグアの孫に当たる女神スフィトリクルルブと、ヴーアミ族の男から、クニガティン・ザウムが誕生しており、ザウムの存在が王国首都コモリオム廃都および王国衰退の引き金となった。

派生設定

リン・カーターはヴーアミ族の掘り下げを行った。地の神ツァトゥグァ配下のヴーアミ族は、大気の神ラーン=テゴス配下のノフ=ケーと激しい対立関係にある。蛇人間の奴隷を脱したヴーアミ族は、ハイパーボリアに先住していたノフ=ケーから領土を奪い取ってハイパーボリアに住むようになるが、新たに誕生した人類によって地下へと追いやられた。古代ヴーアミ族は文献「ヴーアミ碑板群」を残している(後述)。またヴーアミ族は、シャンタク鳥を「外世界からの漁師」と呼称し、また長をクームヤーガと呼ぶ。

ヴーアミ族のキャラクター

  • クニガティン・ザウム(アタマウスの遺言) - 盗賊。毛深いヴーアミにおいて、無毛で全身が斑紋に覆われた、異形のヴーアミ族。ツァトゥグァの血を色濃く引く。
  • 太祖ヴ―アム(モーロックの巻物) - 古代ヴーアミ族の族長・司教。己を神ツァトゥグァとシャタクの子と称し、ヴーアミ族にツァトゥグァのように地下に棲まうという教理を提唱した。
  • イエーモグ(モーロックの巻物) - 祈祷師。大司教に立候補するも、同輩たちには認められなかったことで、背いてツァトゥグァを侮辱に走る。

「ヴーアミ碑板群」

人間種族によって地下に追いやられる前の、古代ヴーアミ族による記録。リン・カーターの『深淵への降下』『炎の侍祭』に登場する。後者によると、冷気の旧支配者アフーム=ザーの地球到来について書かれ、その知識は「ナコト写本」に流用された。

登場作品・出典

作品
書籍
  • 青心社『クトゥルー』:4巻に「七つの呪い」、5巻に「アタマウスの遺言」を収録
  • 創元推理文庫『ヒュペルボレオス極北神怪譚』:「七つの呪い」「アタムマウスの遺書(アタマウスの遺言)」を収録
  • 新紀元社『エイボンの書』:「モーロックの巻物」「ヴーアミによる救済の賛歌」を収録

関連項目

  • ツァトゥグァ - 崇拝する神。
  • ノフ=ケー - ラヴクラフトが創造した種族。リン・カーターは、スミスが創造したヴーアミと、ラヴクラフトが創造したノフ=ケーに、因縁があるとした。ロバート・M・プライスは、ノフ=ケーとヴーアミ族を同一種族の別呼称とした。
  • 羊皮紙の中の秘密 - リン・カーターの作品。「ヴーア族」という、名前の似た異なる種族が登場する。[注 2]

脚注

注釈

  1. ^ ヴーアミ族やヴーアミタドレス山の名前は、アーサー・マッケンの『白魔』に登場する「ヴーア王国」をヒントに名付けられた。
  2. ^ ヴーア族の元ネタもマッケンのヴーア。

出典




英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Voormis」の関連用語

Voormisのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Voormisのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヴーアミ族 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2026 GRAS Group, Inc.RSS