Ver 3.x を最新OSで動作させる
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 03:44 UTC 版)
「WordStar」の記事における「Ver 3.x を最新OSで動作させる」の解説
WordStar 3.x はMS-DOSのファイル制御ブロック(英語版) (FCB) を使用している。これはファイル入出力用のデータ構造で、CP/Mのファイル入出力機構によく似ている。FCBを利用したのは、CP/M上のアセンブリ言語で書かれたプログラムをMS-DOSに移植しやすかったからである。その後MS-DOSはXENIX風のファイル記述子のインタフェースを採用し、FCBは互換性のためだけに維持されるようになった。FCBの互換性はその後ちゃんと保守されていないため、WordStar 3.x を最近のWindowsで正しく動作させることができない。特にファイルのセーブが不可能である。対策としてLinux上でFCBもちゃんとサポートしているエミュレータDOSEMU(英語版)を使う方法がある。なお、DOSBoxはLinux上でもFCBをちゃんとサポートしていない。WordStar 4.0 は新しい入出力インタフェースに対応しているため、このような問題は生じず、OS/2でも動作させることが可能だった。
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