UML
正式名称:User Mode Linux
Linux上で稼働する特別なLinuxカーネルと、そのカーネルの稼働環境の総称。Linuxには、カーネルが動作する「カーネルモード」とアプリケーションが動作する「ユーザーモード」の2つの動作モードがある。UMLのカーネルは、通常のアプリケーションと同様にユーザーモードで稼働することから、この名前がつけられた。
ユーザーモードで稼働するプログラムに不具合があっても、ベースとなるLinux環境には深刻な影響を及ぼさない。そのためUMLを利用すれば、開発中のLinuxカーネルなどを安全に試せる。また、PCのハードウェア環境をエミュレートする「PCエミュレータ」などと異なり、実行性能の低下も少ない。
既存のLinuxカーネルにわずかな変更を加えればUML対応できるのも特徴である。すでにLinuxカーネルには、UML対応機能が標準で取り込まれている。
関連見出し
Cooperative Linux
関連URL
The User-mode Linux Kernel Home Page(http://user-mode-linux.sourceforge.net/)

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