ULTEMとは? わかりやすく解説

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ウルテム

分子式C39H30N2O5
その他の名称2-[3-(5-Methyl-1,3-dihydro-1,3-dioxo-2H-isoindole-2-yl)phenyl]-5-[4-[1-(4-methylphenyl)-1-methylethyl]phenoxy]-2H-isoindole-1,3-dione、ウルテム、Ultem
体系名:2-[3-(5-メチル-1,3-ジヒドロ-1,3-ジオキソ-2H-イソインドール-2-イル)フェニル]-5-[4-[1-(4-メチルフェニル)-1-メチルエチル]フェノキシ]-2H-イソインドール-1,3-ジオン


ポリエーテルイミド

(ULTEM から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/27 07:07 UTC 版)

ポリエーテルイミド
識別情報
CAS登録番号 61128-46-9 
特性
化学式 (C37H24O6N2)n
外観 琥珀色または透明の固体
密度 1.27 g/cm3
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ポリエーテルイミド (: polyetherimide PEI) はスーパーエンジニアリング・プラスチックの一種。

概要

1980年代の初頭にゼネラルエレクトリック社で開発された。ULTEM(ウルテム)の商品名で販売されていた。2007年9月にサウジ基礎産業公社(SABIC)がGEのプラスチック分野を買収し、SABICが供給している。

熱可塑性樹脂ガラス転移温度は217℃で、150℃まで弾性率が低下せず170℃前後まで常用可能[1]。耐薬品性に優れ、耐水性や耐熱水にも有効で難燃性の物質で、仮に燃えた場合でも発煙が少なく、電気特性、耐候性にも優れ、絶縁破壊強さも高いため、航空機の部品としても使用できる[2]

流動性が高く、射出成型にも適する[3]。また3Dプリンターでの利用も可能である。

用途

  • 精密機器
  • 自動車部品
  • 航空機部品
  • 家電
  • 医療機器
  • 電気・電子分野
  • 食品機械
  • ギター用ピック
  • メガネのフレーム
  • 3Dプリンター用ビルドプレート

脚注・出典

関連項目



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