Type-10とは? わかりやすく解説

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10式戦車

(Type-10 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 06:20 UTC 版)

10式戦車(ひとまるしきせんしゃ)は、日本主力戦車陸上自衛隊が運用する国産の戦車としては4代目となる。


注釈

  1. ^ 防衛省装備審査会議の後、陸上幕僚長が申請し防衛大臣から部隊使用の承認(部隊使用承認)を受けたと思われるが実際に承認された年月日は不明である。
  2. ^ 防衛省においては、2007年9月1日に「装備品等の部隊使用に関する訓令」が施行されると同時に「装備品等の制式に関する訓令」が廃止されて以降、装備品の「制式化」は行われていない。そのため、2010年6月17日付の朝雲ニュースにおける平成21年(2009年)12月に10式戦車と「制式化」されたという部分の記述は誤りである。また、10式戦車の名称についても制式化されたわけではないため「制式名称」ではない[3]
  3. ^ 量産車では一段目に1個、二段目に並んで2個のステップがあるため、どちらの足からかけても登れる。
  4. ^ トルコは中東紛争当事国への輸出も考えており、それは武器輸出三原則等に反するものであった[24]
  5. ^ ただし、本州以南に関しては主要国道・都府県道において近年建設された橋のほとんどが昨今の道路事情・車両数増大・車両重量増大に対応する形で強化されており、そういった意味では運用そのものの障害はある程度は取り除かれている。
  6. ^ ただし、法的な制限があるような表現があったが、車両制限令の規定により、自衛隊車両には幅や重量による制限は適用されない。
  7. ^ これに関しては90式に限らず、74式に関しても一定以上の距離を走行後に足回りの点検整備が義務づけられていたため、90式に特有する問題では無い。
  8. ^ 90式より高腔圧に対応
  9. ^ 2008年度予算から初度費が一括計上されており、10式の単価には初度費は含まれていない。
  10. ^ 平成元年度防衛白書中の資料「平成元年度主要事業の経費」によれば、56両に対し22,175百万円。
  11. ^ 1965年と2022年の物価を消費者物価指数で換算。
  12. ^ 製造に係わる初期投資費
  13. ^ 令和2年度中央調達の主要調達予定品目[41]:5では7両となっている。

出典

  1. ^ 陸上自衛隊富士学校・富士駐屯地 開設56周年記念行事 場内アナウンスにて
  2. ^ a b 技術研究本部60年史 - Ⅱ 技術研究開発 - 2 技術開発官(陸上担当)
  3. ^ “10(ヒトマル)戦車 試験終え初公開 最先端のC4I装備”. 朝雲ニュース (朝雲新聞社). (2010年6月17日). オリジナルの2010年6月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20100628054504/http://www.asagumo-news.com/news/201006/100617/10061701.htm 
  4. ^ “隊員3800人参加し自衛隊観閲式”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2010年10月25日). http://www.sanspo.com/shakai/news/101025/sha1010250500000-n1.htm 2010年11月18日閲覧。 [リンク切れ]
  5. ^ a b c d e f 丸 2012, p. 24.
  6. ^ a b 丸 2012, p. 25.
  7. ^ 『丸』、潮書房、2013年7月、54頁。 
  8. ^ a b “威風堂々 最新鋭10式戦車を一般公開、陸自”. SankeiBiz (産経デジタル). (2012年6月29日). オリジナルの2013年4月6日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130406233246/http://www.sankeibiz.jp/macro/news/120629/mca1206291706022-n1.htm 
  9. ^ 予算執行調査資料(反映状況票) - 陸上自衛隊における弾薬の処分事業 (PDF) - 財務省
  10. ^ a b c 軍事研究 2008.
  11. ^ a b c 丸 2008.
  12. ^ 10式戦車が模擬戦闘で空包射を実施した例” (2012年5月27日). 2013年6月7日閲覧。
  13. ^ アーマーモデリング 2013.
  14. ^ 防衛生産委員会特報 2014, p. 60.
  15. ^ PANZER 2008.
  16. ^ 最新鋭「10式戦車」ジグザグ走行にF氏ご満悦【番外編】陸上自衛隊富士学校探訪記(その1)”. 日経ビジネスONLINE. 日経BP社 (2013年4月17日). 2013年6月8日閲覧。
  17. ^ 現代最強戦車の極秘アーマー技術 2014.
  18. ^ 結晶粒微細化防弾鋼板技術の開発 三菱長崎機工株式会社、令和元年度防衛基盤整備協会賞
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  20. ^ 『PANZER(パンツァー)』アルゴノート社 2013年5月号 P.38
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  22. ^ PANZER 2013.
  23. ^ 『10式戦車データ大全』,2014
  24. ^ “森本敏元防衛相が語る、防衛産業を生き返らせる3つの方策”. 森本敏元防衛相が語る、防衛産業を生き返らせる3つの方策 (日経ビジネス). (2021年10月15日). https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00376/101300003/ 2024年1月2日閲覧。 
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  26. ^ “トルコが日本との戦車エンジン開発協議を停止、条件合わず”. 産経新聞. (2014年3月1日). オリジナルの2014年8月10日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140810210226/https://sankei.jp.msn.com/world/news/140301/mds14030121570001-n1.htm 2014年3月15日閲覧。 
  27. ^ 新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会 - 第5回配布資料 「防衛生産・技術基盤」平成22年(2010年)4月(防衛省) (PDF)
  28. ^ 『PANZER(パンツァー)』アルゴノート社 2010年12月号 P.39 Tank Transporter
  29. ^ “「イーグル・アイ」 「玄武2010」で2師団 C4ISRで継戦能力保持”. 朝雲ニュース (朝雲新聞社). (2010年11月4日). オリジナルの2011年11月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20111120212056/http://www.asagumo-news.com/news/201011/101108/10110901.html 2010年11月17日閲覧。 
  30. ^ 防衛省 - 我が国の防衛と予算-平成22年度予算の概要- (PDF) 2020年5月1日時点のアーカイブ
  31. ^ 防衛省・自衛隊:第67回防衛調達審議会議事要旨
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  33. ^ 今後の我が国の防衛力の在り方について - 平成16年8月 防衛庁 (PDF)
  34. ^ 中期防衛力整備計画 (PDF) (平成23年度 - 平成27年度・閣議決定)
  35. ^ 中期防衛力整備計画(平成26年度~平成30年度)について (PDF)
  36. ^ 第3節 中期防衛力整備計画(令和元年度~令和5年度)の概要
  37. ^ 中期防衛力整備計画(平成31年度~平成35年度)について” (PDF). 防衛省 (2018年12月18日). 2019年4月30日閲覧。
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  41. ^ 令和2年度中央調達の主要調達予定品目”. 防衛装備庁 (2020年6月26日). 2020年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年7月23日閲覧。
  42. ^ 令和5年度防衛関係予算のポイント令和4年12月、渡辺主計官/財務省主計局
  43. ^ a b “陸自 戦車大隊を統廃合 玖珠駐屯地の組織改編”. 大分合同新聞GATE. 大分合同新聞社. (2018年3月29日). オリジナルの2018年3月30日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180329163044/http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2018/03/28/134031943 2018年3月30日閲覧。 
  44. ^ 10式戦車の開発と試作車



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