TT500とは? わかりやすく解説

TT-500ロケット

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/25 18:15 UTC 版)

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TT-500ロケットとは宇宙開発事業団(NASDA)(現宇宙航空研究開発機構(JAXA))が開発した技術試験用の2段式固体燃料ロケットである。

概要

N-Iロケット運用後期にレーダ追尾系の総合的機能の確認、地上設備の機能的な整合確認を目的として開発されたものである。JCRロケットの推進系をほぼそのまま流用している[1]。従来レーダー追尾系の総合機能確認用途に用いられていたTT-210ロケットを置き換え、1977年から1980年までに7機が飛翔した。TT-500ロケットをもとにして第2段を増強し微小重力下での材料実験能力を付加したTT-500Aロケットの開発に伴い運用を終了した。

飛翔実績

号番 飛翔日時(JST) 場所 目的
1号機 1977年 1月25日 10:30 種子島宇宙センター竹崎射場竹崎第2射点 レーダ追尾系の総合的機能の確認、地上設備の機能的な整合確認
2号機 1977年 8月25日 10:30 種子島宇宙センター竹崎射場竹崎第2射点 レーダ追尾系の総合的機能の確認、地上設備の機能的な整合確認
3号機 1978年 1月16日 10:30 種子島宇宙センター竹崎射場竹崎第2射点 レーダ追尾系の総合的機能の確認、地上設備の機能的な整合確認
4号機 1978年 8月25日 10:30 種子島宇宙センター竹崎射場竹崎第2射点 レーダ追尾系の総合的機能の確認、地上設備の機能的な整合確認
5号機 1979年 1月27日 10:30 種子島宇宙センター竹崎射場竹崎第2射点 レーダ追尾系の総合的機能の確認、地上設備の機能的な整合確認
6号機 1979年 8月25日 10:40 種子島宇宙センター竹崎射場竹崎第2射点 レーダ追尾系の総合的機能の確認、地上設備の機能的な整合確認
7号機 1980年 1月28日 10:30 種子島宇宙センター竹崎射場竹崎第2射点 レーダ追尾系の総合的機能の確認、地上設備の機能的な整合確認

出典

  1. ^ 財団法人 資源探査用観測システム・宇宙環境利用研究開発機構 平成17年度報告書 宇宙環境利用の展望 第7章 次世代小型ロケット実験システムの検討 - 柴藤羊二, 黒田信介

関連項目

外部リンク


TT-500

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Sロケット」の記事における「TT-500」の解説

詳細は「TT-500ロケット」を参照 1977年から1980年にかけて7回打ち上げられた。ターゲット追跡微小重力実験TT-500A使用した多様な技術使用された。7分間微小重力もたらされ金属半導体等の融解凝固実験使用された。 仕様諸元 到達高度: 300 km 総重量: 2200 kg 直径:0.5 m 全長: 10.5 m

※この「TT-500」の解説は、「Sロケット」の解説の一部です。
「TT-500」を含む「Sロケット」の記事については、「Sロケット」の概要を参照ください。

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