ショロマンツァとは? わかりやすく解説

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ショロマンツァ

(Scholomance から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/14 14:14 UTC 版)

ショロマンツァルーマニア語: Şolomanţă)、ショロマンツェ(ドイツ語音写: Scholomanceあるいはソロモナリエ ルーマニア語: Solomonărie)は、ルーマニアトランシルヴァニア地方の伝説上の黒魔術の学校。民間伝承によれば悪魔運営の学校とされる。


注釈

  1. ^ ジェラードはスコットランド出身の婦人で、夫はオーストリア=ハンガリー帝国騎兵士官としてトランシルヴァニアに駐在経験がある[3]
  2. ^
    I learned a good deal from E. Gerard's 'Essays on Roumanian Superstions' [sic.] which first appeared in The Nineteenth Century, and were afterwards published in a couple of volumes.[4][5]
  3. ^ エリザベス・ミラー英語版に拠る[6]
  4. ^ ストーカーはインタビューでこう語っている".. E・エミリー・ジェラードの「ルーマニアの迷信についてのエッセイ集」(ママ)からは多くを学んだが、これははじめ《ザ・ナインティーンス・センチュリー》誌に掲載され、のちに二巻本で出版されている"[注 2][注 3]
  5. ^ あるいは単に「動物の言語」[1][15]
  6. ^ 悪魔が教鞭をとることについて、シュミットはヘルマンシュタット近辺ではそうかたく信じられていたと限定的に記述しているが[16]ガスター英語版は、一般的な話として伝えている[17]
  7. ^ 原文:"somewhere in the heart of the mountains".
  8. ^ シュミットは1865年には記述しないが、1866年の改訂で竜のルーマニア語名を"イズメユ Ismeju"としている[19]。ジェラードも同じ表記をした[1]。しかしこれは正しくはルーマニア語で"ズメウ zmeu"だと指摘されている[20]
  9. ^ マリアンはこれら生徒を邪悪な存在と捉え、一種のヴァンパイア(ストリゴイ英語版)であるとした。「ストリゴイ[22]」はドイツ訳資料では「Die Solomonari sind bösartige Leute, eine Art »Strigoi« (Vampyre)[11]」と記している。
  10. ^ カナ表記は「ショロマンツァ」としているが、「-ţâ」の発音は/t͡sə//なので、じっさいは「ショロマンツェ」と同じような発音になる。
  11. ^ モーゼス・ガスター英語版[27]の指摘が嚆矢であるとアンドレイ・オイシュテアヌ英語版は指摘した。曰く
    (仮訳)1884年、モーゼス・ガスターは語源について論じた:「孤独」(ルーマニア語: şolomanţă=de la Salamanca – n. A.O.)の後に「死霊術」(ルーマニア語: solomonie=de la Solomon – n. A.O.)が来ると。
    "În 1884, Moses Gaster a acordat apelativului în discuţie o etimologie combinată: "Şolomonar este rezultatul dintre şolomanţă [de la Salamanca – n. A.O.] + solomonie [de la Solomon – n. A.O.]."(ルーマニア語)}[25]
  12. ^ チャールズ・ゴッドフリー・リーランド(1891年)もこれを指摘した[15]
  13. ^ 平井呈一訳による小説『吸血鬼ドラキュラ』より。カナ表記は英語ママ。
  14. ^ ストーカー著『吸血鬼ドラキュラ』にはこの他にも23章に言及がある[29]

出典

  1. ^ a b c d Miller 2005, pp. 130–150, 183
  2. ^ 小牧 1935, pp. 3- (0006.jp2, 5. Der Wettermacher (H. Pröhle)
  3. ^ a b Goldsworthy 1998, p. 78
  4. ^ a b c Miller 2005, p. 276
  5. ^ Crişan 2016, pp. 66–67
  6. ^ a b c Ramsland 2002, p. 33
  7. ^ McNally & Florescu 1979, p. 194
  8. ^ a b Yachida 1994, p. 233
  9. ^ ショロマンツァ. In: Österreichisches Biographisches Lexikon 1815–1950 (ÖBL). Band 10, Verlag der Österreichischen Akademie der Wissenschaften, Wien 1994, ISBN 3-7001-2186-5, S. 299 f. (Direktlinks auf S. 299, S. 300). (xml)
  10. ^ Schmidt, Wilhelm (1865), “Das Jahr und seine Tage in Meinung und Brauch der Romänen Siebenbürgens”, Österreichische Revue (Wien) 3 (1): 219, https://books.google.com/books?id=beuzAAAAIAAJ&pg=PA219 
  11. ^ a b c d e f Marian 1878, pp. 54–56
  12. ^ Majuru, Adrian (2006), “Khazar Jews. Romanian History And Ethnography”, Plural Magazine 27: 234, http://icr.ro/pagini/khazar-jews-romanian-history-and-ethnography 
  13. ^ a b c d Martin, Laplantine & Introvigne 1994, p. 143
  14. ^ フォガラシュ(現今のファガラシュ)一帯の伝承。Schmidt 1866, p. 16
  15. ^ a b Leland 1891, pp. 128–129
  16. ^ ヘルマンシュタットの伝承。Schmidt 1866, p. 16
  17. ^ Gaster 1884, p. 284
  18. ^ Gaster 1884, p. 284
  19. ^ Schmidt 1865, p. 219: "Drachen"; Schmidt 1866, p. 16: "Drachen―Ismeju"
  20. ^ Florescu & McNally 2009, p. 217
  21. ^ Florescu & McNally 2009, p. 217
  22. ^ Marian 1878, pp. 54–56
  23. ^ Gaster 1884, p. 284
  24. ^ a b Șăineanu 1895, p. 871
  25. ^ a b Oișteanu 2004, p. 221
  26. ^ Müller, Friedrich von (1857) (ドイツ語). Siebenbürgische Sagen. Kronstadt: J. Gött. pp. 177–178. https://books.google.com/books?id=lrcAAAAAcAAJ&pg=PA177 Gaster 1884, p. 283で引用。
  27. ^ Gaster 1884, p. 283
  28. ^ Guiley 2004, p. 254
  29. ^ Klinger ed. & Stoker 2008, p. 413, Chapter 23
  30. ^ ストーカー & 平井 1971, pp. 342, 413


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