SRT除算
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/26 11:07 UTC 版)
SRT除算の名は、考案者のイニシャル (Sweeney, Robertson, Tocher) に因んだもので、多くのマイクロプロセッサの除算器の実装に使われている。SRT除算は非回復型除算に似ているが、被除数と除数に基づいてルックアップテーブルを使い、商の各桁を決定する。基数を大きくすると一度の反復で複数ビットを求められるため、高速化可能である。 いわゆるPentium FDIV バグは、このルックアップテーブルの間違いが原因だった。テーブルのエントリのうち、5個のエントリについて、参照されないものであるという誤った前提を立てて設計してしまったため、オペランドの値によってそれを参照するような場合には、結果がごくわずかだがおかしくなった。
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