リチャードソン・ルーシー法
画像鮮明化処理の一つにデコンボリューション法がある。その際に併用される方法が、である。デコンボリューション法では、観測像は、真の像と像の劣化の原因であるPoint Spread Function (PSF)関数のコンボリューション(convolution)で表されるという考えに基づいている。真の像を観察像とPSFから求めるが、PSFがわからない場合は、PSFを推定する必要がある。その推定法として用いられるのが、である。(他にconvolutionと併用される方法として、最大エントロピー法がある。)を用いたデコンボリューションでは、初めに真の像を仮定する。仮定した真像と観察像からPSFを求める。求めたPSFと観察像からデコンボリューション法によって2世代目の真像を求める。求めた真像と観察像から2世代目のPSFを求める。この操作を繰り返して真の像を求める。すなわち反復的に像の鮮明処理が行われる。適用例として、EELSスペクトラムの鮮明化に用いられている。
- デコンボルーション
- デコンボリューション
- リチャードソン・ルーシー法
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