rsyncとは? わかりやすく解説

rsync

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/16 07:09 UTC 版)

rsync
開発元 アンドリュー・トリジェル(Andrew Tridgell), Paul Mackerras, Wayne Davison
最新版
3.4.1 / 2025年1月15日 (32日前) (2025-01-15)
リポジトリ
プラットフォーム クロスプラットフォーム
種別 データ転送/差分バックアップ
ライセンス GNU General Public License
公式サイト rsync.samba.org
テンプレートを表示

rsync(アールシンク) は、UNIXシステムにおいて、差分符号化を使ってデータ転送量を最小化し、遠隔地間のファイルディレクトリ同期を行うアプリケーションソフトウェアである。類似のプログラムやプロトコルにはない rsync 独自の特徴として、ミラーサイトとの転送が双方向に高々1回で済む点がある。rsync はディレクトリ内容を表示し、ディレクトリやファイルをコピーできる。オプションでデータ圧縮再帰も指定可能。

rsync プロトコルのデーモン rsyncd がデフォルトで使うTCPポート番号は 873 である。rsync はローカルなディレクトリ間の同期にも使えるし、RSHSSHなどのリモートシェル経由でも使える。後者の場合、rsync のクライアントプログラムはローカルとリモートの両方にインストールされている必要がある。

GNU General Public License でリリースされており、自由ソフトウェアである。

アルゴリズム

rsync は、転送先のコンピュータが何らかの構造体(ファイルなど)の別バージョンを既に持っている場合、その構造体を効率的に転送するアルゴリズムを使っている。このアルゴリズムは、オーストラリアのプログラマアンドリュー・トリジェルが発明した。

受信側は、そのファイルの複写を固定長のチャンク(塊)に重ならないように分割し、チャンクごとに2つのチェックサムを計算する。この分割長を





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