アールダブリュー‐エム【R/WM】
読み方:あーるだぶりゅーえむ
RWM
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/09/19 19:29 UTC 版)
座標: 北緯55度43分36.73秒 東経38度12分29.39秒 / 北緯55.7268694度 東経38.2081639度 RWM は、ロシアのモスクワにある短波標準周波数局。およびそのコールサイン。運営は全ロシア物理技術・無線計測研究所。送信はロシアテレビ・ラジオ放送ネットワークが運営するモスクワ郊外のタルドム送信所から、4.996 MHzで5 kW、9.996 MHzと14.996 MHzで8 kWの各周波数、出力で行われている[1]。
周波数はWWVとWWVHの周波数に非常に近い。そのため、これらの局からの混信により、北米でRWMを受信するのは非常に困難[2]で、選択度の高い受信機が必要である。
電波形式はN0NおよびA1A (CW) である。毎時 0 分から 8 分の間、無変調波を送信する。毎時 9 分になると、モールス符号で呼出符号を送信する。毎時 10 分から 20 分の間は、毎秒搬送波パルスを送信する。搬送波パルスには50分の1単位で符号化された、UT1とUTCの差が乗っている。毎時 20 分から 30 分の間、毎秒 10 個の搬送波パルスを送信する。この送信サイクルは 30 分ごとに繰り返される[3][4]。
RWMは時刻情報を送信しておらず、基準となる秒パルスのみを提供している。
| 分 | 長さ | 内容 | |
|---|---|---|---|
| :00 | :30 | 07:55 | 無変調波 |
| :08 | :38 | 01:00 | 送信停止(信号無し) |
| :09 | :39 | 00:55 | 呼出符号 "RWM RWM RWM..." |
| :10 | :40 | 09:55 | 1 Hz パルス列。分パルス 500 ms、秒パルス 100 ms。符号化された DUT1 パルスが重畳。 |
| :20 | :50 | 09:55 | 10 Hz パルス列。パルス長 20 ms、秒パルス 40 ms、分パルス 500 ms。 |
毎秒1つまたは2つのパルスが送信されDUT1とdUT1を符号化する。2つのパルスが送信される場合、2つは最初のパルスから200-300ms後に送信される。これらの値を使用して、UT1は次のように計算できる。
UT1 = UTC + DUT1 × 0.1 秒 + dUT1 × 0.02 秒
DUT1は-8~+8の間で変化する。正の値は毎分1~8秒の間に二重パルスで符号化される。負の値は9~16秒の間に符号化される。例えば、DUT1が+5の場合、1~5秒のパルスが二重パルスとして送信される。
dUT1は-4~+4の間で変化する。正の値は毎分21~24秒の間に二重パルスで符号化される。負の値は31~34秒の間に符号化される[5]。
10 Hz パルスは、Beta と同様のパルス幅変調がかかっている。ほとんどのパルスは 20 ms 幅だが、秒パルスは 40 ms幅、分パルスは 500 ms幅となっている[5]。
脚注
- ↑ Marten, Michael (2007) (ドイツ語). Spezialfrequenzliste 2007/08, band 2. Siebel Verlag. ISBN 978-3-88180-665-7
- ↑ 訳注:日本でもWWVHとBPMの混信により、選択度の低い受信機では受信が困難
- ↑ Template:Cite FTP -- official signal specification, in russian.
- ↑ “Recordings of the Russian Time Signal Station RWM, contains Station Identifier, 1 Hz Pulses and 10 Hz Pulses”. YouTube (2024年4月6日). 2024年4月6日閲覧。
- 1 2 3 Betke, Klaus (2007年5月19日). “Standard Frequency and Time Signal Stations On Longwave and Shortwave”. p. 21. 2026年2月28日閲覧。
関連項目
- 標準電波
- Beta (無線局) - ロシア海軍の超長波標準周波数報時局。
- ALS162
- RWMのページへのリンク