ROM/EPROMへのプログラムデータ転送
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 18:11 UTC 版)
「紙テープ」の記事における「ROM/EPROMへのプログラムデータ転送」の解説
1970年代から1980年代初めにかけて、紙テープはマスクROMや書き換え可能なEPROMにバイナリデータを転送するのによく使われた。その際の符号化方式は様々なものが考案された。先述のASCIIで16進を符号化する方式やROMライタごとに異なる様々な独自フォーマットが使われた。 BNPF (Begin-Negative-Positive-Finish) という符号化方式は、1バイト(8ビット)を10文字で表すという非常に冗長なフォーマットを採用している。まず1バイトの先頭を表す文字 "B" を置き、1バイト内の各ビットが 1 なら "P"、0 なら "N" を置き、最後に "F" を置く(それぞれASCIIコードで表す)。この10文字の列を空白文字を1つ以上挟んで並べていく。従って効率は9%以下となる。ASCIIの "N" と "P" は4つのビット位置のON/OFFが違っているため、鑽孔装置の誤りを訂正しやすい。ビットを "H" と "L" で表す方式や "0" と "1" で表す方式もあったが、それらの場合はASCIIコードのビットのON/OFFが1カ所しか違わないため、誤り訂正が難しい。
※この「ROM/EPROMへのプログラムデータ転送」の解説は、「紙テープ」の解説の一部です。
「ROM/EPROMへのプログラムデータ転送」を含む「紙テープ」の記事については、「紙テープ」の概要を参照ください。
- ROM/EPROMへのプログラムデータ転送のページへのリンク