クオラム‐センシング【quorum sensing】
クオラムセンシング
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 02:08 UTC 版)
クオラムセンシング(英語: quorum sensing)とは、一部の真正細菌に見られる、自分と同種の菌の生息密度を感知して、それに応じて物質の産生をコントロールする機構のこと[1][2][3]。日本語では「集団感知」などと訳されることがある。quorumとは議会における定足数(議決に必要な定数)のことを指し、細菌の数が一定数を超えたときにはじめて特定の物質が産生されることを、案件が議決されることに喩えて名付けられた。クオラムセンシングを行う代表的な細菌には、発光バクテリアの一種であるVibrio fischeriや、日和見感染の原因となる緑膿菌が挙げられる。
- ^ Greenberg E. P. (1997). “Quorum sensing in gram-negative bacteria”. ASM news 63: 371.
- ^ “クオラムセンシング(quorum sensing)”. 日本ビフィズス菌センター. 2019年1月30日閲覧。
- ^ “Quorum Sensingと菌体増殖 (PDF)”. 日本生物工学会. 2019年1月29日閲覧。
- 1 クオラムセンシングとは
- 2 クオラムセンシングの概要
- 3 脚注
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