オー‐ピー‐ジー‐ダブリュー【OPGW】
OPGW
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/07 15:14 UTC 版)
近年、日本の電力会社において、架空地線のケーブルの中に光ファイバを巻き込んだものが使われるようになっている。光ファイバは非常に細く、架空地線に巻き込むことが可能である。これを通称OPGW (Optical fiber composite overhead ground wire) と呼ぶ。光ファイバは雷や自身の交流電磁界などの影響を受けずに安定した通信が可能であること、また架空地線に巻き込んであるため、新たに光ファイバケーブルを架設するための場所を確保する必要なく大容量の通信回線が得られるというメリットがあり、日本では電力会社がこぞって採用するに至った。 現在、主に送配電系統の保守管理システムの通信などに使われているが、他の一般情報の重畳なども可能であることから、電力系通信事業者にとって重要な幹線系インフラの一つとなっている。
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