Nyoro languageとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Nyoro languageの意味・解説 

ニョロ語

(Nyoro language から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/06/19 00:56 UTC 版)

ニョロ語
Runyoro
話される国 ウガンダ 
地域 東アフリカ
総話者数 495,443人(1991年国勢調査時点) 
話者数の順位 531
言語系統 ニジェール・コンゴ
 大西洋コンゴ語派
  ボルタ・コンゴ語群
   ベヌエ・コンゴ語群
    バントゥー諸語
     南バントゥー諸語
      Narrow Bantu
       Central
        J
         Nyoro-Ganda (J.10)
          ニョロ語 
表記体系 ラテン文字
言語コード
ISO 639-1 なし
ISO 639-2 nyo
ISO 639-3 nyo 
  

ニョロ語(Runyoro、: Nyoro language)はウガンダ中西部のブニョロ地方を中心に居住するニョロ人が話す言語である。 ニョロ語はニジェール・コンゴ語族バントゥー語群に属する言語であり、東アフリカ大湖地方[注 1]で話される大湖グループの言語の中ではインターラキュストリン・サブグループ[注 2]に分類される。国際標準化機構ISO 639-3言語コードはnyo、エスノローグのSILコードはNYR、ガスリーによるバントゥー諸語分類コードはE12である。 ニョロ語の正書法は1947年に規定された。

目次

方言

ニョロ語にはオルニョロ方言とタグウェンダ方言の2つの方言が存在する。

標準化

ウガンダでは互いに近い関係にあるニョロ語、ニャンコレ語、キガ語、トーロ語の4つのウガンダ西部の言語をニャキタラ語として標準化することにより当該言語の認知と使用を促そうとする取り組みが1990年頃からなされており、ウガンダの首都カンパラにあるマケレレ大学にはニャキタラ語のコースが設けられている。 ウガンダでは英語公用語の地位を占める一方で、60以上の言語・方言が母語として話されており、イギリス植民地時代から特権的な政治的地位を占めてきた最大グループのガンダ語話者ですらウガンダの全人口の約16%しかいない。一方、ニョロ語、ニャンコレ語、キガ語、トーロ語の話者数を合わせると全人口の20%を超える最大グループになる。 4言語を「統合」しようとするニャキタラ語形成の動きは、ウガンダ西部のバントゥー系インターラキュストリン・サブグループの政治的勢力が、単一のエスニック集団を形成してウガンダ国内で影響力を獲得しようとする動きを背景としており、政治経済的力学が言語に影響を及ぼす例として注目される[1]

  1. ^ アフリカ大湖沼の周辺地域(ウガンダ、ルワンダブルンジコンゴキンシャサ)は、大湖地方と呼ばれる。
  2. ^ アフリカ大湖沼に囲まれた地域は、インターラキュストリン(interlacustrine)地域と呼ばれる。

参考文献

  1. ^ Jan Bernsten (1998). “Runyakitara: Uganda's 'New' Language”. Journal of Multilingual and Multicultural Development 19 (2): 93-107. Multilingual Matters. ISSN 0143-4632. ERIC# EJ589643.

「Nyoro language」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Nyoro language」の関連用語

Nyoro languageのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Nyoro languageのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのニョロ語 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS