二条院讃岐とは? わかりやすく解説

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二条院讃岐

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/23 07:46 UTC 版)

二条院讃岐(にじょういんのさぬき、生没年不詳:1141年(永治元年)頃 - 1217年(建保5年)以降)は、平安時代末期から鎌倉時代前期にかけての歌人である。女房三十六歌仙の一人。父は源頼政。母は源斉頼の娘。同母兄に源仲綱があり、従姉妹に宜秋門院丹後がある。内讃岐中宮讃岐とも称される。


注釈

  1. ^ 「俊恵が哥苑抄の中には 一夜とて夜離れし床の小筵に やがても塵の積りぬる哉 是をなんおもて哥と思ひ給ふるはいかヾ侍らんとぞ」[8]
  2. ^ 重光と有頼の母について「従三位頼政女二条院讃岐」と記されている。
  3. ^ 「風體艶なるを先として いとほしきさまなり 女のうた かくこそあらめと あはれにも侍るかな」
  4. ^ 歌意は「世の中を、人と関わり合いながら生きてゆくのは、苦しいものだわ。そんな思いで冬の夜を過ごしていたら、槙で葺いた屋根を叩いて初時雨が通り過ぎていった。辛い思いをしている人の家の上を、なんとまあやすやすと過ぎてゆく雨だこと。」という意味である。

出典

  1. ^ a b 伊佐(参考文献)
  2. ^ 『吾妻鏡』 承元元年十一月十七日条
  3. ^ 『新古今和歌集』 巻第六 冬歌 00590
  4. ^ 『岩波古典大系』の注
  5. ^ 水垣久『千人万首』より
  6. ^ 『千載和歌集』 巻第六 冬歌 00403,00444
  7. ^ 『千載和歌集』 巻第十二 恋歌二 00759
  8. ^ 鴨長明 『無名抄』 代々恋歌秀歌事


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