NMDA受容体への親和性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/19 03:45 UTC 版)
「ジフェニジン」の記事における「NMDA受容体への親和性」の解説
電気生理学的分析によりNMDAを介した興奮性シナプス後電位(fEPSP)の振幅がジフェニジンによって減少することが観測されており、ケタミンよりもジフェニジンは拮抗作用の開始が遅いことが判明している。ジフェニジンには2種類のエナンチオマーが存在し、S体はR体に比べてNMDA受容体への親和性が40倍高い。 2013年にジフェニジンが導入されて以来、薬品供給元はこの薬が「ドーパミン輸送に作用する」としていたが、ドーパミン輸送体に対するジフェニジンの作用に関するデータは2016年まで発表されていなかった。 DiphenidineはNMDA受容体に対して最も高い親和性を示すが、σ1受容体、 σ2受容体、ドーパミン輸送体に対しても数十μmol/Lレベルで親和性を示すことが知られている。
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