NKTの教義とゲシェ・ケルサン・ギャツォにより執筆された本
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「ニュー・カダンパ・トラディション」の記事における「NKTの教義とゲシェ・ケルサン・ギャツォにより執筆された本」の解説
NKTの教えは、ゲシェ・ケルサン・ギャツォの教えと、彼自身によって執筆された本をベースとしており、これらの教えは、ゲルク派の創設者とされるツォンカパのテキストをベースとして執筆されている。NKTの主要実践はラムリム〔道次第〕、ロジョン(こころの修練)、ヴァジュラヤーナ〔金剛乗〕のマハームドラー〔大印契〕による無上瑜伽タントラの実践である。 NKTで使用されている全ての本は、イギリスに本部を置くターパ出版 より発行されている。 ゲシェ・ケルサン・ギャツォは、彼が出版したすべての本に対して、すべての教えはツォンカパ自身の智恵から来ており、自分自身はカセットレコーダーのようなものと述べている。また、彼が執筆した The Stage of the Path to Enlightment (『菩提道次第』)の序論において、”わたしはこれらの教えを、わたし自身の師であり、アティーシャの化身とされたキャプジェ・ティジャン・ドルジェチャン・リンポチェ(1900年-1981年)から授かっており、よって The Stage of the Path to Enlightment の全ての教えは、わたし自身のものではなく先生からのものであるとコメントしている。 ちなみに、キャプジェ・ティジャン・ドルジェチャン・リンポチェは、50年間にわたりダライラマ14世の個人教授であり、ゲシェ・ケルサン・ギャツォの精神的指導者(ラマ)でもある。
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