NGC 1300とは? わかりやすく解説

NGC 1300

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/19 01:51 UTC 版)

NGC 1300
NGC 1300
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影したNGC 1300.
撮影: HST/NASA/ESA.
星座 エリダヌス座
見かけの等級 (mv) 11.4[1]
視直径 6.2' × 4.1'[1]
分類 (R')SB(s)bc [1]
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  03h 19m 41.1s[1]
赤緯 (Dec, δ) −19° 24′ 41″[1]
赤方偏移 0.005260[1]
視線速度 (Rv) 1577 ± 4 km/s[1]
距離 6130万光年 (18.8 Mpc) [2]
他のカタログでの名称
MCG-03-09-018, ESO 547-G 31, PGC 12412[1]
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NGC 1300は、エリダヌス座の方向に約6100万光年離れた位置にある棒渦巻銀河である。直径は11万光年で、我々の銀河系よりも少し大きい。エリダヌスクラスターを構成する。ジョン・ハーシェルによって発見された。

画像

右の画像は、ハッブル宇宙望遠鏡によって2004年9月に撮影された。青(中心波長435nm)、可視光(555nm)、赤外線(814nm)、水素α(658nm)の4つのフィルターを組み合わせて撮影されたものである[3]。解像度はこれまでで最も良く、銀河の腕、銀河円盤銀河バルジ、核等が見える。腕の中には青色巨星赤色巨星星団、星の形成領域等も見られる。背景にはさらに遠方の銀河がいくつもある。

渦巻き構造の中心部は、核が直径約3300光年の独自の円盤を持つ大規模構造をとる。大きな渦巻を持つ銀河だけが、このような二重の構造をとる。モデルによると、ガスが中心部に向かって集まり、中心のブラックホールからエネルギーを得て渦を形成する。しかし、NGC 1300が活性な核を持つことは知られていない。

NGC 1300 赤外線画像

出典

  1. ^ a b c d e f g h NASA/IPAC Extragalactic Database”. Results for NGC 1300. 2007年3月15日閲覧。
  2. ^ Atkinson, J.W., et al. (May 2005). “Supermassive black hole mass measurements for NGC 1300 and NGC 2748 based on HST emission-line gas kinematics”. Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 359 (2): 504-520. doi:10.1111/j.1365-2966.2005.08904.x. http://adsabs.harvard.edu/abs/2005astro.ph..2573A. 
  3. ^ Image of the Beautiful Barred Spiral Galaxy NGC 1300”. News Release: STScI-2005-01. NASA, ESO (released 10 Jan 2005). 2008年12月12日閲覧。

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