マッコンキー寒天培地
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/11 06:43 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動マッコンキー寒天培地(マッコンキーかんてんばいち、英: MacConkey(McConkey) agar )とはグラム陰性菌の発育と乳糖発酵菌の染色を目的とした培地。
成分
マッコンキー寒天培地には胆汁塩(エンテロコッカス属といくつかのスタフィロコッカス属の細菌を除くほとんどのグラム陽性菌を阻害する)、クリスタルバイオレット(ある種のグラム陽性菌を阻害する)、ニュートラルレッド(乳糖発酵菌を染色する)、乳糖、ペプトンが含まれる。
変法
ソルビトール・マッコンキー寒天培地(更なる選択物質を追加)は腸管出血性大腸菌の血清型の1つであるO157:H7(全株がソルビット非発酵性)の分離と識別に有効である(March・Ratnam 1986)[1]。
脚注
参考文献
- MacConkey, Alfred、1905「Lactose-Fermenting Bacteria in Faeces」『The Journal of Hygiene』(ロンドン)1905年7月、5巻333ページ、PMC: 2236133
- March, Sandra B; Ratnam, Samuel、1986「Sorbitol-MacConkey medium for detection of Escherichia coli O157:H7 associated with hemorrhagic colitis」『Journal of Clinical Microbiology』1986年5月、23巻5号869ページ、http://jcm.asm.org/content/23/5/869
- 坂崎利一、田村和満、吉崎悦郎、三木寛二、1990『新 細菌培地学講座・下II 第二版』(近代出版)1990年1月20日、ISBN 4-87402-468-8
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