マトラ
フランスのメーカー。もともとはミサイルなどを製造していたが、1964年から自動車の生産に乗り出した。モータースポーツにも積極的に参加し、まず65年からF3やF2に参戦して、成功を収めた。ドライバーにジャッキー・スチュワートを起用してF1本格参戦となった68年には僅差でグラハム・ヒルにタイトルをもっていかれたものの、翌69年にはティレルチームの活躍により、ドライバー、コンストラクターのダブルタイトルを獲得した。70年以降はV12エンジンのみを使用したが成績はふるわず、72年末にF1から撤退した(ただし76~82年にはリジェにエンジンを供給)。また、スポーツ・プロトタイプも開発され、66年からルマンに出場して、V12エンジンを搭載したMS670が72年から3連勝をなし遂げた。
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