M300が使用された事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/18 09:58 UTC 版)
「豊和M300」の記事における「M300が使用された事件」の解説
1965年に発生した少年ライフル魔事件では、銃砲店に立てこもった犯人が店内にあった豊和M300を警官隊・通行人に向け乱射した。また、1968年に静岡県で発生した「金嬉老事件」の際、犯人は豊和M300にM1カービンの30発弾倉を取り付けた上で犯罪に使用した。警察庁は事件後、犯人制圧用の狙撃銃として「豊和ゴールデンベア」を採用し、全国の都道府県警察に配備した。 これらの事件の結果、銃刀法が改正され、ライフル銃の所持許可要件が強化された。また、所轄署の判断基準の変化により、特に防犯上の観念から、新規に小型実包の自動ライフル銃の所持許可を取ることが困難となった。 さらに、前述の事件以外にも、ガンマニアが不法に輸入したM1カービンの部品を使用して警察に摘発される事件が後を絶たなかったため、M300の商品としての寿命は大幅に縮まる結果となった。 M300は1990年代初頭頃には販売を終了した。
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