Luaによる拡張
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 23:32 UTC 版)
「NScripter」の記事における「Luaによる拡張」の解説
2009年4月にリリースされたVer2.93から、スクリプト言語Luaを使用したフレームワークの拡張が可能となっている。LuaはDLLの形で実装され、NScripter本体から起動される。従来のNScripterスクリプトからLuaの機能を呼び出す事はもちろん、Lua側からNScripterの機能を呼び出す事によって、ゲーム本体の記述をほぼ完全にLuaに移行させる事も出来る。従来のNScripterでは不可能だった複雑な数値演算に加え、ファイル操作、ブロック・スコープ、テーブル・メソッド、モジュール・ライブラリ等、本格的なスクリプト言語の機能を利用した開発が可能となっている。これまでは不可能だった、ゲーム内の各要素の同時並行操作が可能となり、テキスト表示のスプライト化処理が可能になるなど演出と機能が大幅に強化されている。また、システムカスタマイズと呼ばれる方法を用いて実現していた、様々な拡張機能の記述がLuaにより大幅に高度化・簡素化され、ゲーム終了時の挙動の変更などフレームワークの動作その物を改変できる柔軟性が取り入れられている。ただしLuaの使用は強制ではなく、旧来のシステムカスタマイズによる方法も残されている。
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