リグネート系泥水システム Lignosulfonate Mud System
リグネート(正式名称リグノスルフォネート)系泥水システムとは、清水または海水をベースとしたベントナイト泥水に、リグニンスルホン酸誘導体を加え、pH値を9.5~10.5に調泥した分散系泥水の総称であり、国内においてはリグニンスルホン酸誘導体とフミン酸誘導体の複合物(商品名リグネート)を加えた泥水システムの事を指す。リグノスルフォネート泥水の大きな特徴は、他のインヒビテッド泥水と異なり、作泥、調泥が非常に容易で、ほとんどの場合正常な掘削を続けながら、急激な変化を起こすことなく泥水タイプの切り換えが可能な点である。リグネート泥水は�@流動性や比重のコントロールが容易である�A温度に対する安定性が大きい�B塩水、セメントその他の汚染剤に対する抵抗力が大きい、などの特徴があり過去30年以上に亘って使用され、現在でも安定した泥水として広く使用されている。 | |
![]() |
|
分野 | 掘削流体 |
同義語 | |
関連用語 | |
類似語 | |
略語 | |
![]() |
- リグネート系泥水システムのページへのリンク