Lentinula aciculospora Mata and Petersen
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/14 03:46 UTC 版)
「シイタケ属」の記事における「Lentinula aciculospora Mata and Petersen」の解説
かさは赤褐色を呈し、やや放射状に配列した小さなささくれ状鱗片を有する。ひだは密で柄に上生ないし直生しており、白色であるが古くなると赤褐色のしみを生じる。柄は白色(下部はしばしば赤褐色を帯びる)の地に暗色のささくれ状小鱗片を備え、中実で堅い。常緑のカシ類に生じ、タイプ標本はコスタリカ で得られたものであるが、ニカラグアにも産する。胞子が細長い円筒形ないし舟形をなす ことで日本産シイタケ(およびシイタケ属の他の種)と区別され、日本産のシイタケや L. boryana あるいはL. raphanica との間では交配は成立しない。分子系統学的解析の結果 からは、アメリカ大陸産のシイタケ属(L. boryana ・L. raphanica など)と、環太平洋地域に分布するシイタケ属(シイタケ、L. lateritia、および L. novae-zelandiae)との中間に位置づけられるとされている。
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