ジェリーキャット
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/06 13:00 UTC 版)
| 業種 | 製造・小売 |
|---|---|
| 事業分野 | おもちゃ |
| 設立 | 1999年 |
| 創業者 | トマス及びウィリアム・ガタカー |
| 本社 | 、 |
| ウェブサイト | https://www.jellycat.com/ |
ジェリーキャット有限会社(英語: Jellycat Limited)は、ぬいぐるみやキーホルダーを扱うイギリスの会社である[1]。1999年にロンドンで創設された。ぬいぐるみやぬいぐるみつきキーホルダーが主力製品であるが、書籍、子ども用品、バッグなども扱っている。
来歴
トマスとウィリアムのガタカー兄弟が1999年にロンドンで設立し、2001年にはアメリカ合衆国のミネアポリスで事業を拡大してジェリーキャット社(Jellycat Inc.)が創設された[2]。
ジェリーキャットは2015年と2018年に『アーンショー・マガジン』のアーニー賞を受賞している[3][4]。2020年にはグレーツ賞で優秀業績賞を受賞した[5]。
新型コロナウイルス感染症の世界的流行中にアメリカのスクイッシュマロと並んでジェリーキャットのぬいぐるみは高い人気を博した[6]。いずれも同じ時期に似たような売り上げ増加と知名度上昇を経験した[7]。
2024年時点でぬいぐるみコレクションに一番長く存在しているデザインはスラックジャック・モンキーであり、21年間生産され続けている[8]。2024年2月にジェリーキャットは25周年を祝い、ボストンのコンテンポラリーアート美術館で記念パーティが開かれた[9]。
2024年、世界知的所有権機関のハーグ年次レビューによると、ジェリーキャット社は2023年に意匠の国際登録に関するハーグ協定に基づいて255件の申請を行っており、その年のインダストリアルデザイン申請数で8位となった[10]。
2025年6月にジェリーキャットは英国内の独立系店舗約100店に対して「ブランド価値引き上げ戦略」の一部として在庫を卸すことを取りやめた。この変更のせいで、20年以上ジェリーキャット製品を扱っていた店を含めて長いつきあいのあった小売店が悪影響を受けたが、この決断は「変更できない」と告げられ、抗議もできなかった[11]。ジェリーキャットの取り扱いを許可された店舗の持ち主の中にも、「ジェリーキャット公式取り扱い店」というステッカーを窓に貼ることがこれ以降許可されない場合があった[11]。
商品
明るい色合いのぬいぐるみが主力製品である[12]。動物から野菜やゆで卵、菓子のような食物、テイクアウトのカップのような道具まで、多様なラインナップのぬいぐるみを販売している[13]。2018年に日用品をぬいぐるみにする Amuseables シリーズが始まり、人気を博すようになった[12]。ぬいぐるみがついたキーホルダーも販売している[1]。書籍、子ども用品、バッグその他の付属物も扱っている[14]。
人気
ジェリーキャットのおもちゃは子どもにも大人のコレクターにも人気がある[15][7][6][16]。ソーシャルメディアで強い存在感があり、ジェリーキャットを扱ったコンテンツはTikTokで高い閲覧数を誇る[15][16]。英国王室のメンバーであるウィリアム王子夫妻やヘンリー王子夫妻の子どもたちもジェリーキャットを好んでいることが報道されている[13]。
TikTokを中心とするオンライン上での勢いに推されてジェリーキャットのおもちゃは高い人気を博すようになっており、イギリスの小売店では「犯罪の波」に伴って特殊なセキュリティ対策を講じている[12]。中古ジェリーキャットの取引は市場で盛んに行われて利益をあげているが、盗んだおもちゃを泥棒が処分するのに適した場となっており、ジェリーキャット現象の「闇に包まれたより奇妙な暗部」と評されている[12]。
脚注
- ^ a b Brewer, Susan (2013-01-01) (英語). Famous Character Dolls. Casemate Publishers. ISBN 978-1-84468-094-8. オリジナルの2023-09-08時点におけるアーカイブ。 2023年9月7日閲覧。
- ^ “"Making beautiful things that people remember": in conversation with William Gatacre, co-founder and MD at Jellycat - Fashion & Luxury, People, leadership & talent, Weekly Column Executive Search” (英語). The MBS Group. 2023年9月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月1日閲覧。
- ^ “EARNIE AWARD PAST WINNERS”. Earnshaw's. 2023年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月8日閲覧。
- ^ “Toys: Jellycat.”. Earnshaw's Review 102 (10): 20. (2018). ISSN 0161-2786.
- ^ “Jellycat's Co-Founder And MD Honoured At The Greats Awards” (英語). 2023年9月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月1日閲覧。
- ^ a b Ciccone, Carla (2021年11月7日). “Meet The Parents Secretly Obsessed With Jellycat Stuffies” (英語). Romper. 2023年9月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年9月1日閲覧。
- ^ a b Alcántara, Ann-Marie (2023年5月28日). “Why Adults Are Snapping Up a Stuffed Toy Originally Meant for Babies” (英語). Wall Street Journal. ISSN 0099-9660. オリジナルの2023年5月28日時点におけるアーカイブ。 2023年9月1日閲覧。
- ^ “Do You Own The Most Popular Jellycat?” (英語). Elys Wimbledon. 2024年3月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月25日閲覧。
- ^ Gaikwad, Tanisha (2024年2月29日). “ICA visitors celebrate 25 years of Jellycat toys”. The Huntington News. 2024年3月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年3月25日閲覧。
- ^ “Hague Yearly Review 2024”. wipo.int. 2025年9月22日閲覧。
- ^ a b Dean, Grace (2025年7月12日). “Jellycat: Independent shops devastated as brand pulls supply” (英語). BBC News. 2025年7月15日閲覧。
- ^ a b c d Hamilton, Chloë (2025年1月8日). “Shoplifters, scams and supersoft toys: how the Jellycat craze inspired a crime wave” (英語). The Guardian. ISSN 0261-3077 2025年1月8日閲覧。
- ^ a b “リリベット王女、ウィリアム皇太子が「子どもたちのお気に入り」と明かしたおもちゃブランドのアイテムを身に着けてガーデニングへ”. ELLE (2025年6月26日). 2025年9月22日閲覧。
- ^ Watts, Robert (2023年9月1日). “Puppy love” (英語). The Times. ISSN 0140-0460. オリジナルの2022年12月14日時点におけるアーカイブ。 2023年9月1日閲覧。
- ^ a b Kemsley, Saskia (2023年7月24日). “Best unique jellycats for all ages: Stuffed toys to brighten your day”. Evening Standard. オリジナルの2023年9月8日時点におけるアーカイブ。 2023年9月7日閲覧。
- ^ a b Wilson-Beevers, Helen (2023年3月3日). “Jellycat stuffed animals are still a top trend: Here's where to buy the popular kids' toys”. The Independent. オリジナルの2023年9月7日時点におけるアーカイブ。 2023年9月7日閲覧. "It's safe to say, the most recognisable soft toy brand name today is Jellycat, which was first established in 1999."
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