IMAX15/70
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 23:58 UTC 版)
IMAXは70mmフィルムを水平方向に送ることで、1コマに使うフィルムの面積を通常の映画より広くし、高精細度の映像が得られるようにしたシステムである。フィルムの70mm幅を映像の垂直方向に使い、水平方向には15パーフォレーション分のフィルムを使う。 IMAXシアターは、通常の映画館より大きく正方形に近いスクリーンを持ち、広い視野角により映画の中にいるような感覚を強めるために座席が急勾配に傾斜している。世界最大のIMAXシアターは、縦29.42m×横35.73mのスクリーンを持つオーストラリアのLGIMAX・シアター・シドニーである。 また、通常の映画をIMAXフィルムに変換するIMAX DMRが2002年から行われるようになり、近年上映されていた新作や旧作映画をIMAXスクリーンで上映することも行われている。 高価な70mmフィルムを大量に使用し、カメラのレンタル料も高額なので制作費が多くかかってしまう。また、撮影素子(フィルム面積)が非常に大きいため、フォーカスの合う範囲が非常に狭く、セッティング、撮影に時間がかかってしまう。
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