Help me, ERINNNNNN!!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/22 14:32 UTC 版)
「Help me, ERINNNNNN!!」 | ||||||||
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COOL&CREATEの楽曲 | ||||||||
収録アルバム | 『東方ストライク』 | |||||||
リリース | 2004年12月30日 | |||||||
ジャンル | 電波ソング | |||||||
作詞者 | ビートまりお | |||||||
作曲者 | ZUN | |||||||
チャート順位 | ||||||||
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『東方ストライク』収録順 | ||||||||
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「Help me, ERINNNNNN!!」(ヘルプミーえーりん)は、ZUNが作曲し、COOL&CREATEのビートまりおが作詞を行った楽曲[2]。『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』のリズムゲーム楽曲としても使用されている[3]。
歴史
2004年に発売されたゲームソフト『東方永夜抄 〜 Imperishable Night.』の6面ボス「蓬莱山輝夜」のテーマ曲「竹取飛翔~Lunatic Princess」をアレンジして制作され、同人音楽CD「東方ストライク」に収録された曲の中の一つとして2004年12月30日に公開された。この時点では、掛け声のみが入ったインストルメンタルの曲だった。その後、東方Projectのライブイベント「Flowering Night」を主宰していたどぶウサギから歌詞を付けることを提案され[4]、石鹸屋との協力を経て歌詞が付けられたバージョンが制作された。そのバージョンは2007年のアルバム「Flowering ERINNNNNN!!」で公開されている[1]。歌詞は、2ちゃんねるで流行していたアスキーアート「ジョルジュ長岡」のセリフである「おっぱい!おっぱい!」が「えーりん!えーりん!」に変えられたのが始まりだった[5]。
2021年に『東方ダンマクカグラ』で本作はプレイ可能となった[6]。
2024年5月5日に、リマスタリングしたミュージック・ビデオが公開され、『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』のリズムゲーム楽曲として追加された[7][8]。
制作
編曲はビートまりおとIOSYSのまろんが行い、MVの制作はひとびとが担当した[9]。
コラボレーション
小林幸子がカバーを行っている[1]。2024年8月に、REAL AKIBA BOYZは本作の踊ってみた動画を投稿した[10]。
反応
この曲が初めて公開された2000年代当時、東方Projectのキャラクター、「八意永琳」(やごころえいりん)を呼ぶ「えーりん! えーりん!」というコールはインターネット上で大きな反響を呼び、「ジョルジュ長岡」のように腕を上下に振りながら「えーりん! えーりん!」とコールすることが流行した。『ナタリー』の真貝聡は、本作は「ニコニコ動画で一時代を築いた」と述べている[1]。
2024年5月5日に学園をテーマにした本作のミュージック・ビデオがYouTubeに投稿されると、再びバイラルとなり、動画は約2週間で600万再生を記録した[1]。歌詞である「(゚∀゚)o彡゜えーりん!えーりん!」は2024年5月8日~5月14日付のニコニコ大百科週間HOTワードランキングで2位となった[5]。
本作はD4DJフェスやニコニコ超パーティーのセットリストに含まれている[11][12]。
参考文献
- ^ a b c d e “20年の時を経て「えーりん!えーりん!」再びブーム / こっちのけんと「はいよろこんで」が送るSOS信号”. ナタリー (2024年6月21日). 2025年8月21日閲覧。
- ^ “ビートまりおの名曲「最終鬼畜妹フランドール・S」をチバニャン、暴走Pらがリミックス”. カイユウ (2024年4月25日). 2025年8月21日閲覧。
- ^ “『プロジェクトセカイ』、『Help me, ERINNNNNN!!』をリズムゲーム楽曲として追加!”. 小学館 (2024年5月5日). 2025年8月21日閲覧。
- ^ “「手を繋ぐまで3年」ボーカルあまねと結婚するビートまりおが爆発する前に、東方同人の濃ゆい歴史を聞き出しておいたよ”. 電ファミニコゲーマー (2016年11月22日). 2025年8月21日閲覧。
- ^ a b “2024年5月に話題になったネットミーム8選を解説してみた――『(゚∀゚)o彡゜えーりん!えーりん!』『服が変』『踏めば助かるのに…』など”. ニコニコニュース (2024年5月30日). 2025年8月21日閲覧。
- ^ “『東方ダンマクカグラ』新楽曲”Help me,ERINNNNNN!!”がプレイ可能に!SSRミタマカード“蓬莱山輝夜”が夢見くじに登場”. ファミ通 (2021年9月10日). 2025年8月21日閲覧。
- ^ “『プロセカ』に東方Projectコラボ楽曲『Help me, ERINNNNNN!!』が追加【プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク】”. KADOKAWA (2024年5月5日). 2025年8月21日閲覧。
- ^ “「プロセカ」、東方Projectコラボ楽曲を追加”. インプレス (2024年5月5日). 2025年8月21日閲覧。
- ^ “この学園では「ハズレものを作らない」。将来の夢は◯◯ゲー!?――『Help me, ERINNNNNN!!』制作秘話インタビュー:ダイジェスト”. 東方我楽多叢誌 (2024年8月9日). 2025年8月21日閲覧。
- ^ “REAL AKIBA BOYZ/リアルアキバボーイズが「Help me, ERINNNNNN!!」を踊ってみた! カオスで中毒性が高い懐かしの楽曲に雰囲気にコメント欄は大盛りあがり”. ニコニコニュース (2024年8月28日). 2025年8月21日閲覧。
- ^ 『月刊ブシロード 2021年9月号』KADOKAWA、2021年8月6日、143頁。
- ^ 『UTA★ST@R plus vol.3』学研プラス、2014年6月2日、29頁。ISBN 978-4056105445。
関連項目
外部リンク
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