GEK・EKOへの改編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/31 19:48 UTC 版)
「コブラ (特殊部隊)」の記事における「GEK・EKOへの改編」の解説
1970年代中盤、オーストリアでは2度に渡って人質事件が発生し、GKも出動したものの、いずれも政府は強硬策を避けて、要求に屈していた。しかし他国では、イスラエル国防軍のエンテベ空港奇襲作戦(1976年)、GSG-9のルフトハンザ航空181便ハイジャック事件(1977年)のように特殊部隊の突入を成功させていた。このことから、1978年、GKを対テロ作戦に対応できるように増強改編して、突撃コマンドー憲兵隊(GEK)「コブラ」が設置された。この改編の際には、GSG-9やサイェレット・マトカルからの支援を受けている。 2001年のアメリカ同時多発テロ事件を受けて、2002年、オーストリアは対テロ資産の再編成を決定した。これにより、GEKを基幹として、機動出動コマンド(MEK)や特殊作戦班(SEG)など、計23個の特殊部隊が統合された。部隊は突撃コマンドー部隊(EKO)「コブラ」に改称され、内務省の直轄下となった。また2013年にも指揮系統が再編され、司令部機構として内務省に特殊部隊局が設置されるとともに、対テロ捜査班、爆発物処理班、監視チームが統合された。
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