FGF受容体ファミリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 14:26 UTC 版)
「受容体型チロシンキナーゼ」の記事における「FGF受容体ファミリー」の解説
詳細は「線維芽細胞増殖因子受容体」を参照 線維芽細胞増殖因子(FGF)は23種類のメンバーからなり、成長因子で最大のファミリーである。線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)は、4つの遺伝子の選択的スプライシングによって、48種類の異なるアイソフォームが産生される。これらのアイソフォームはリガンド結合能とキナーゼドメインに差異が存在するが、細胞外領域に3つのIg様ドメイン(D1–D3)を持つことは全てに共通であり、免疫グロブリンスーパーファミリーに属する。FGFとの相互作用はD2とD3を介して行われる。各受容体は数種類のFGFによって活性化される。多くの場合、各FGFも1つ以上の受容体を活性化する。FGF-7は例外であり、FGF2R2bだけを活性化する。5番目のFGFRの遺伝子、FGFR5(FGFRL1)も同定されている。FGFR1–4と異なり、細胞質のチロシンキナーゼドメインを持っておらず。1つのアイソフォーム(FGFR5γ)は細胞外ドメインD1とD2のみからなる。
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