EXT符号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/22 19:04 UTC 版)
ISCIIはさらに、EXT(0xF0)と呼ばれる符号位置を利用することで、ヴェーダ文字を使用することができる。ヴェーダ文字はデーヴァナーガリーの拡張と考えることができ、EXTを前置することで『リグ・ヴェーダ』等で使用される調音記号や『黒ヤジュル・ヴェーダ』や『白ヤジュル・ヴェーダ』特有の様々なアヌスヴァーラ(鼻音)文字等を表現することができる。EXT指定によるヴェーダ文字については、ATRによる他の書記系やローマ字転写への指定は無視される。EXTで表現できる文字は、udātta(0xB6)やanudātta(0xBE)のような修飾文字(0xB4 - 0xBE)とそれ以外の非修飾文字(0xA1 - 0xB3)に分かれ、修飾文字は出現できる箇所がデーヴァナーガリーの各音節の後か、または非修飾文字の後に限定されている。
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