ETA社の時計部品出荷制限
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 14:53 UTC 版)
「2010年問題」の記事における「ETA社の時計部品出荷制限」の解説
スウォッチ・グループの時計部品メーカーETAが、2010年よりグループ外への出荷を制限することによる問題である。 ETAはモジュールと呼ばれる時計の中核部品のメーカーだが、従来出荷していたエボーシュ(半完成モジュール)のグループ外への出荷が2010年に完全に停止する予定であったものの各時計メーカーの抗議などから2020年に延期された。スイスに数多くある、ETAのエポーシュを使っていた時計メーカーはこの問題への対応を迫られ、セリタ、ソプロドなどの特許が切れたETAムーブメントをコピーするメーカー製を採用するか、自社製ムーブメントを開発するという二分化が進行した。
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